ベンツ修理相談室です!
エンジン不調、エアコントラブル等でとりあえず近くのディーラー
さんに持ち込み、見積もりにびっくりする事は多くありますよね!
そこで、ユーザーさまから頂くディーラーさん見積もりと当方の
見解を比較するテーマを作ってみました。
事例① W202 Cクラス エンジン不調の巻
ユーザー談:昨日まで問題なく走行していたCちゃんが突然
エンジン「ブルブル」40キロしか速度が出ない・・・と言う状態に。
近くのディーラーさんに持ち込み診断後、100万円オーバーの
見積にびっくりし、当方にご相談いただきました。
問診では①前日まで何の問題も無かった ②ATも問題なしと
言う事なので、エンジントラブルと判断できます。
見積交換部品を見ると、エンジンハーネス、コイル、プラグ
プラグコードと、とにかく点火系全ての交換となっています、
当然全て新品にした方が良いですが、症状の原因部品を
特定後に考えた方が良いと思います。
W202やW124の場合、経年劣化でエンジンハーネスがボロ
ボロになっているケースは確かに多いので実際に、この車両の
ハーネスが原因なのかを点検する事が重要です。
もし、酷い状態であればエンジンコンピューターが壊れます。
そうなれば突然のエンジン不調も納得できます。
それと、費用の50%以上を占めているのがAT関係の部品です。
ケーブルハーネス、EGSユニットですが、問診ではATに不具合
は出ていなかったという事なので、このタイミングで50万円以上
の見積もりは如何なものか・・・・
EGSユニットはATコンピューターなので壊れれば走行に支障が
出ますが現時点まで問題は無い!
ユーザー様のご希望は40万円以内で修理したい!
以上の内容から当方の考えは①まずはエンジンハーネスの状
態を確認し、再利用できない状態の場合はエンジンコンピュータ
ーも要診断②単にイグニションコイル、ハイテンションケーブルの
故障の可能性もある為要チェック③全てを診断し必要な部品を交
換し改善されるかを確認④EGSユニットにオイル混入している様な
ので内部分解洗浄か基盤修理等を行う⑤ATケーブルからのEGS
ユニットへのオイル混入を防止処理を行う
上記内容で診断、修理を行えば40万円以下での修理が可能と
なります。エンジンコンピューターやユニットを修理出来るので
費用が抑えられるんです。