私のちょっとした知人の最近の例を使ってキャンベラACTのステートスポンサー190 移住権の可能性についてお話したいと思います。
(Case 1) - Successful Story
30代のネパール出身の夫婦で、イギリス在住に出産した現在6才半の長女がおり、夫はCatering系の業界で就職し、奥さんはAccountingのdegreeをシドニーのとあるマイナーな学校で取得してました。Accountingの職種だと、皆さんご存知の通り移住権を取得するにはこの御時世かなりハードルが高いですよね。その事に彼等は気付き、2年ほど前に、友人のツテを使ってどうやら移住権を取得するのはキャンベラがhotと聞き、当時現地での仕事先では夫はSupervisorへのPromotionが出た矢先のことで、奥さんは迷っていましたが、夫はと言うと「善は急げ!」で荷物も断捨離し、仕事も捨てて、電光石火の如くキャンベラへ引っ越しました。その頃のCanberra Matrixは2年以上継続して住んでいれば要求を満たし、かつHome Affairs (Immigration)のMigration pointは最低の60でEOIで提出していれば、あとはCanberra Matrixのキャンベラ独自のポイントシステムでも当時は最低の60でInvitationが来る可能性はありました。
正直、個人的には流石に奥さんは学術的バックグラウンドが会計で、かつこの低い点数だととてもキャンベラですらInvitationなんて来る訳ないと思っていました。もちろん、この夫妻はキャンベラに移ってからそれなりに努力はしてきました。奥さんは一年以上かけて奮闘し、ようやくPTE 65 eachもクリアーし、一年以上在住し、仕事もどんな職種でも良いので、できる可能性のあるAged careでAINとして頑張って働いてきました。
Home Affiars (DHA) EOI 最低点の60/135で申請
Canberra matrixを65/175で申請 (2019年の1月下旬)
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申請後2ヶ月ほど経過(何も音沙汰なし)
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おや!?なんと!申請から約4ヶ月ほどでまさかのInvitationが!Accountingでしかもキャンベラでは必要としないClosed Occupationにも拘らず!!
(当時のInvitationが出た数と最低点数のレインジ)
見ての通り、最低点の65でもInvitationが!!
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早速ACT GovtへNominationの申請 (2019年の5月末)
※ Nomination申請時点では移住権獲得への保証は一切ありません。
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申請後約2ヶ月経過した頃についにNomination通過!!(2019年7月中旬から下旬頃)
※ 通常は審査期間は約3週間ぐらいですので、かなりヒヤヒヤもの。
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正式にHome Affairs (DHA)へSubclass 190 ACTとして移住権申請 (2019年7月下旬頃)
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見事に永住権取得を達成!(2019年11月初旬)
この夫妻は本当にラッキーにラッキーを重ねたケースでした。2019年7月1日より、1年間のキャンベラ在住の条件が撤廃され、その代わり3ヶ月のProfessional working experience (Nominateしている職種での経験でしか認めない)が必須となり、もしこの改正後のCanberra Matrix申請、若しくはCanberra Matrixからもし半年間Invitationが来ずで期限切れとなってたら、彼等には永住権を取ることはほぼ絶望的に不可能でした。
現在この夫妻は仕事も軌道に乗り、来年には頭金の10%をお友達からの援助も得てマイホームをキャンベラで購入予定との事です。本当に大成功の例です。
(Case 2) - Failure Story
次のケースもまた同じくネパール人の夫婦で、子供はいず、Case 1の夫妻よりも後にGoldCoastからキャンベラに勧められて引っ越してきました。実は彼等のお友達だとの事です。このケース2の夫もまたAccounting degree保持 (GoldCoastにて)でしたので、当時はご存知の通りGoldCoastはRegional Areaではなかった為に489と言う選択肢はありません。Accountingと言うことでまあどの都市で申請してもそう簡単にはInvitationはきませんよね。それを見越してキャンベラへ。夫はローカルのCafeで就職し、それなりに生活できるぐらいの最低の給料はあったのでしょう。奥さんの方は、バックグラインドはRNですが、残念ながら本国での資格はオーストラリアでは使えません。取り敢えずはAged CareでAINとして仕事を開始します。
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1年間のキャンベラ在住歴(当時のCanberra ACT 190 eligibility criteria)を満たす (2019年5月ぐらい)
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PTE 65 eachなんとかクリア
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Home Affairs (DHA) 最低点の60/135でEOI申請
Canberra Matrix 65/175申請 (2019年6月ぐらい)
※スーパーラッキー、7月1日の法改正でキャンベラ在住の条件が撤廃され3ヶ月の就業経験に)
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当時の現行通りの法律のままInvitationが6ヶ月以内に来ますように。
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なんとケース1と同様に最低点でしかもAccountingでClosed Occupationにも拘らずInvitationが申請後2ヶ月ぐらいで。(2019年8月ぐらい)
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ACT GovtへNomination申請。
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ケース1の夫妻よりも少しばかり遅れてNomination通過。
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正式にDHAへSubclass 190 ACTを申請。
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190 ACTで移住権を獲得しました。(2019年11月初旬)
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しかしながら、DHAから後ほどメールが来て、前代未聞の190 ACT visaのRejectionの通知が届き、衝撃が走りました!!※理由は夫がPrimary applicantであり、職種はどんなものでは良いが、給料が一定水準以下の為。
このケース2の夫妻は恐らくまだ485 (Post-Study work visa)の有効期限が切れてないので、なんとかまだオーストラリアには住み続けることは出来ますが、今後どのようにして移住権を取得することが可能なのかかなり試練の時を迎えるでしょう。
190 State nomination visaは189の独立移住とはかなり異なります。ビザがgrantした後でも、正直まだどうなるかわかりません。キャンベラの場合ですと、grant後2年以内に他の都市に移住したことがばれた場合は、Visa Cancellationになります。
一度でもビザが何かしらの理由で拒否されたり、キャンセルされたりした経験がある場合は、かなり今後の審査に影響を受ける事になります。
理由如何では、通常のSubclassのビザは全て申請不可となることもあります。※Protection visa, Refugee visa or Bridging visa等は除く
総じて言うと、やはりその時の法律にもよりますし、運にもよります。でも、ケース2の夫妻はちょっと努力が足りなかったのと、爪が甘かった感があります。どんな職種でいいにしても、職場の規模や安定性、また給料とかも色々考えないとこう言う結果を招きかねません。しかしながら、まずは行動を起こすことが重要だと思います!その観点からするとケース1も2も共に行動力は十分にあったと思います。このブログを最後まで読んで頂けたらわかります通り、キャンベラはかなりhotだと思います。他の都市では多分ですが、無謀に近い職種ですら、行動力と運が重なり、最終的には功を奏すことがあります。
個人的に好きな名言として、以下の内容を引用しました。まさにこれだと。
"You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something - your gut, destiny, life, karma, whatever."
(Steve Jobs historically addressed his speech at Stanford University)
意味はわかりますか?
日本語訳:『将来を見据えて、点と点を結びつけることは出来ません。後に振り返って見た時にしか点と点を結びつけることが出来ないのです。それ故、あなた方は点と点が兎に角も将来に結ぶつくと信じなければならないのです。自分の根性、運命、人生、定め、たとえそれが何であれ、信じなくてはならないのです。』
オーストラリアの移住権を獲得することがかなり年々難しくなってきてはいますが、究極的にはあなた自身の行動力と、後ろを振り向かないことが、どんな事に対しても成功に結び付く秘訣だと思います。とは言いましても、現実は厳しいです。ヒントとしては、キャンベラから移住権というプランがBest choiceだと思います。
英語力+学位+行動力=移住権
この方程式通りに行くか否かはあなた次第です。私自身が提供してますPTE Dream Australiaではこの辺のかなりの部分をサポートしています。まずはご質問からでも結構ですので、メールお待ちしています。
Much appreciated you reading today's blog!!
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Masato
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