哀願 | 戯誌輪人田

哀願

先ほど帰宅したんですが

アパートの入り口でたたずんでる

5歳くらいの子供に遭遇しました。


その子供は途方に暮れた様子で

僕と目が合うと

『Aちゃんの家に電話わすれてん、番号打って!

と哀願してきました


どうも友達の家に忘れ物したけど暗証番号が分からず

さりとて連絡も出来ず…ということのようです。


僕は特別子供が好きなわけでもないのですが

その『哀願』には有無を言わさぬ破壊力があり

言うがままにオートロックを開けてしまいました


エレベーターで分かれるときには

『大丈夫?』と柄にも無い言葉をかけてしまう始末!


もし僕が兵士で戦場で少年兵に会ってしまったら

なすすべも無くやられてしまうんだろうなぁ…