ロハンのブログ2(仮) -29ページ目

F1®/エフワン

『トップガン・マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキーの最新作です。

ロートルだが腕は確かな男がチームのカンフル剤となり、盛り立てていくという

お話はまんま前作を彷彿とさせるお話ではありますが、こういう熱い話は何度観たって

いいもんだ。今作も大満足、エンタメ映画としても、ブラピ映画としても満点です。

7月になりましたが、上半期公開映画の中ではベスト級の満足度であります。


とても失礼な話なのですが、実際のF1やモータースポーツにはさほど興味も

ないのですが、ことレース映画は本当に大好物なことが多いので大好きであります。

今作はちゃんとドライバーだけでなく、F1がチーム競技であることをしっかり

描いてくれている点もえらいです。チームをまとめる人から、車の空気抵抗などを

調べ上げて車体のフォルム作る科学チームや、ピットイン時にタイヤ交換やリペア対応

するメカニック達まで、チーム一丸となってコンマ1秒を削る戦いだと分かります。

そもそも、F1だとドライバーもチームで2人いたり、何百キロもある車体を時速300km

を超えるスピードで制御するわけで、生半可な肉体と精神ではつとまらないのです。

実際、あそこまでの駆け引きが行われているのかは分かりませんし、F1好きな方々は

批判的は意見もあるやも知れませんが、エンタメとしてはありだったのではと思います。


あと、レース映画ですが、あくまでチームを描くことに注力しており、ライバル

チームやレーサーはほとんど省いているのが珍しいですね。それでもこんだけ熱い

ドラマが描けるんだから、やはりレースという題材がいいのか、作り手の腕がいいのか、

その両方なのか、とにかくあっぱれです。


若手とロートルの対比などベタベタで、王道な物語ですが、観たいものを観ることが

できるのって実はあまりないので感謝感謝。

そして、いい映画ってのは多くを語らずとも、観てる人の人生にもしっかり

問いかけてくる何かがちゃんとあるものですね。今自分が何の為に立っているのか…。

熱くていい映画です。


まとまらず、長々となってしまい申し訳ありません。

それだけこの映画が気に入ってしまったということであります。


ケリー・コンドンさん、ベテランの域に入る女優さんではありますが、こんな

キュートな役柄もできるのですね。直近に観たのが『プロフェッショナル』の

強烈な役だったので、顔が見おぼえあるのに一致させることができなくて帰って

調べるまでモヤモヤしてました。この方もっともっと大きな役をやるようになる気が

しますが、なんとアベンジャーズシリーズでのアイアンマンの頼れる補佐、フライデー

の声をあてたりもしていたのですね。もっともっと売れて欲しいです。