映画の秋(アキ) その1 | ロハンのブログ2(仮)

映画の秋(アキ) その1

食欲の秋、読書の秋、芸術の秋とありますが、言わずもがな、私はいつも

映画の秋なわけですが、今年はちょっと秋はアキでも映画のアキになりそうです。

というのも、amazonプライムで私の大好きな映画監督アキ・カウリスマキ監督の

作品が無料になっているではありませんか、今までレンタルでも探すことができなかった

初期の作品も多くあり、なおかつ無料(プライム会員費はいりますが)なわけで、

逃す手はないわけであります。ということで、今年の映画の秋はアキの映画に決定です。


手始めに『コントラクト・キラー』と『パラダイスの夕暮れ』を鑑賞。

『コントラクト・キラー』

仕事を解雇され、生きる意味を見失った主人公は、自殺を試みるも失敗。そこで、

プロの殺し屋が世界で暗躍していることを知り、自らをターゲットに据えて依頼

することを考える。




『パラダイスの夕暮れ』

ゴミ収集の仕事をするニカンデルは、ある日出会ったスーパーの店員イロナに

恋をする。




どちらの作品もやっぱりとにかく素朴、だけど味わい深い。フィンランドの映画が

全般にこういう雰囲気というわけでもないと思うので、やはりアキ・カウリスマキ監督の

作家性によるものなんだと思います。家具やセットも無駄なものがほとんどなく、

寂しい雰囲気もあるんだけど、それがとても味がある。描かれるキャラクター達も

みんなちょっと変わってるんだけど、愛らしくて憎めないです。


どの作品も1時間半もない程度の作品が多いので、さくっと観れちゃうのもいいです。

興味のある方はぜひ、アキ・カウリスマキ監督の世界にお越しください。