そう、これはじゃがいも。
紫緑のツノと白髪を存分にたくわえたじゃがいもさん。
いつものようにレンジでチンしてポテトサラダでもと思っていたら、とっても悪カワイイ芽が出ていたので
なんとなく水に浸けといてやりました。
そんな懐かしい理科の授業ばりの実験を試み、一週間程でこの育ち様。
怖ろしや怖ろしや、、この化け物みたいな芽は「ソラニン」といって有毒の持ち主。
食べると体のいろんな部分がどうにかなっちゃうみたい。
気をつけて!
そう、「ソラニン」と言えば浅野いにお君のマンガのタイトルでもある。
2巻で完結なのだけど、その2巻を生まれて初めて予約して買った記念すべきマンガでもある。
浅野いにお君はデビュー作の「素晴らしい世界」(2003年)以来注目しているアーティストで、
日本の今をうまーく捉えてて残酷過ぎるくらいにリアティに満ちていて、それでいて決してクドくはない
現代マンガ界のファンタジスタ。
最近は少々ぶっとび気味でどんどんオモロイ方向へと進化を遂げていて、現在連載中の「おやすみプンプン」なんて、もう超サイケ。まず主人公がなんだかわからん。なんだありゃ。サイコーなんだよ!!
まぁ、なかでもソラニンは一番読みやすいかね。
一言でいえば「音人と社会人の狭間でおきる葛藤とその生き様」 ←いいですか?パズルプロ??
あたくし的に同じ音楽人生に通じる部分もあって入りやすかったけど、内容の他またロケーションがいい。
馴染みの深い小田急沿いが多く、あの川はきっと登戸あたりの多摩川でしょー。
しかし「ソラニン」がじゃがいものアイツだったとはな、あぁなって調べてみて初めて知りましたわ。
どおりで主人公が種田と芽衣子な訳だ。 どんな訳だ??わかりそうでわからん。
まぁ兎に角、お勧めです。どーぞ気をつけて召し上がれ。
そういや最近シガテラ中毒ってのも注目されてるよねェ~~