今年度のコンクールもまだ一部しか終わっておりませんが、来年度のコンクール課題曲が発表されましたね。

Ⅰ.「あんたがたどこさ」の主題による幻想曲(林大地)
Ⅱ.マーチ「エイプリル・リーフ」(近藤悠介)
Ⅲ.行進曲「春」(福島弘和)
Ⅳ.行進曲「道標の先に」(岡田康汰)
Ⅴ.ビスマス・サイケデリアⅠ(日景貴文)

色々と偏見も含んだ感想ですけど…

Ⅰはどこかで聞いたことがあるような曲名…それは別に意図でも偶然でも良いのですけど。
民謡の魅力って誰でも口ずさめる親しみやすい旋律、そしてさりげなく込められたその地域への想い…だと思うのですね。
ここ数年、民謡を主題とした作品は個人技が剥き出しになる(代わりに民謡を様々な楽器が奏でる素晴らしさがある)課題曲でした。
故に、如何に民謡を奏でるかではなく、如何に個人技をアピールするか…といった演奏が多かったような気がしています。
もちろん、各楽器の音が剥き出しになる以上は各個人が魅力的な音色を持っていないとダメな訳ですが…
「あんたがたどこさ」は過去課題曲に取り上げられた民謡の中でも比較的知名度が高いだけに、余計に神経を使うかもしれません。

そして、行進曲が3曲…
行進曲は主に素人(専門的な教育を受けていない・勉強されていても独学あるいは作曲を本業としていないという意味)の方が書かれているものですが、形式に拘り過ぎor型破り過ぎで、似たような作品か演奏する側として微妙な作品になってしまうこともしばしば…
Ⅲ.は名の知られた作曲家、しかも業界を熟知している方だけに書法や(あるならば)捻り方も許容範囲ではあるとは思いますが、プロの方の作品って珍品の目立つ課題曲マーチの中に混ざるとスタンダード過ぎて不人気になったりするので、どうなることやら…

作品を聴いてもないのにこう言うのは愚の骨頂ですが、似たような作品が集まる傾向にある行進曲3曲に民謡を加えた4曲しか選択肢が無い中学生…
ちょっと選曲に問題があるんじゃないでしょうか…?
もちろん、連盟としては行進曲を委嘱した地点(委嘱段階では行進曲でなかったとしても、公募作品の審査をする時には作品の構成くらいは確認できるはずです)で行進曲1曲とオリジナル2曲を公募から課題曲にすることを意識していたことでしょう。
それが今回のような選考結果となったということは、よっぽど行進曲の出来が良いかオリジナルの出来が悪かった…ということで行進曲にも期待できるのでしょうか…?
それとも連盟の怠慢か…?

なんか釈然としない選考結果です。