SHIROBAKO | Pro Tools Chips

Pro Tools Chips

体系化して書くのが面倒なので、思いついたときにアップする断片的なTips
基本自分の環境(iMac 2.6G/4M 10.5.7 PT8LE 002Rack)以外での検証はしていません。

このツイート(埋め込みできないようなのでリンクのみ)

https://twitter.com/toss_ny/status/792717181175738370

 

一応問題形式にしたので答え合わせ。

あくまで、くだらないこだわりで重箱の隅をつつく企画なので、「そんなこと誰も気にしてないよ!」と笑い飛ばしていただければ幸い。あとバージョン違いなどでこちらが間違えている可能性もありますw

 

1)0dbという表記

 

デシベルは補助単位のデシ「d」とSI(組立)単位であるベル「B」が組み合わさったものなので、「db」は常用される単位としては存在しない。当然Pro Toolsでも「dB」表示になっている。(左がSHIROBAKO・右がPro Toolsのスクショ)

 

 

  

 

まあよくあるミスではあるんだけど、マクロスFの星間飛行では「×100db」という表記が出てくる。

 

対数にかけ算をする鬼畜具合…

 

2)クリップ名

 

録音されたままのクリップはマスタークリップと呼ばれ、録音されたトラックの名前+通し番号で自動的に名前が付けられる。後からクリップ名を変更することも可能。(ちなみにクリップリストでは太字になっている)ここではREC 13というのが編集中のマスタークリップ。
 

このマスタークリップを編集し、分割もしくは長さを変更した時点でクリップ名に-01という番号が振られていく。今回は途中で分割しているので、右側にあるのは少なくとも2つめの分割リージョンになるため、「REC13-02」以降になるはずで「REC13-01」という名前はあり得ない。(左がSHIROBAKO・右がPro Toolsのスクショ)

 

   

 

あとアフレコの現場で「REC 13」というトラック名は(トラック名からの判別要素が少なすぎて)どうかと思うけど、まあこれはエンジニアによるし、何か意味があるかどうかまでは判らないのでセーフ。

 

3)カーソル

 

表示を「波形」にしている状態の編集ウィンドウでは、白矢印は出てこない。編集ポイントが指定できるなら、Iビームになっていないとおかしい。

 

4)グラバーツール

 

グラバーツール(手のひらツール)で移動しているときに、手が「パー」の形から「グー」の形に変化しているが、Pro Toolsはドラッグ中であってもグラバーツールは変化しない。

 

   

 

あと細かいことだが、ドラッグ中はハイライト部分の枠線(黄色)が一緒に付いてくる。

 

5)スマートツール

 

これはキーボードのFキーや、卓のソフトボタンを使用している可能性もあるので、間違いとは言い切れないのだが、この作業の早さでスマートツールを使っていないとは考えにくい。(ツール切り替えで画面からカーソルが離れないし)

 

で、もし使っているとすると、波形の中央(0dBライン)ではセレクタツール(Iビーム)が優先されるので、このカーソル位置でのドラッグ(グラバーツール)の使用は不可能。

 

 

また左右も端に近すぎるので、この位置ではトリムツールに変わってしまうはず。あとクリップ名やクリップゲイン表示に比べて、ツールが小さすぎる。

 

 

 

しかしまあ、こんなエロかわいい録音助手が居れば、録音の仕事も少しは楽しいだろうになあ…

 

 

 

 

 

 

 

 

でも現実は過労がたたって、幻影が見えているだけという…

 

 

 

…アニメ業界。怖い…

 

 

 

 

 

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