【音響都市伝説】レコーディング編-7 | Pro Tools Chips

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体系化して書くのが面倒なので、思いついたときにアップする断片的なTips
基本自分の環境(iMac 2.6G/4M 10.5.7 PT8LE 002Rack)以外での検証はしていません。

エンジニアに「おい、LFO持ってこい」と言われたアシスタント、「そんなモノ何に使うんだろう?」と思いながら低周波発振器を持って行ったら、「LA-4(コンプ)だ!」と怒られた。



















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解説

LFO(エルエフオー)とLA-4(エルエーフォー)の発音が似ていたために起きた間違い。

DAW世代には分かりにくい話だと思うけど、昔は低周波発振器(LFO = Low Frequency Oscillator)というのが普通にスタジオには存在していた。これは主に機材メンテのためで、オープンテープの調整などには欠かせないものだった。(簡易的なものはミキサやテープレコーダ本体に付属することも多いが、波形の美しさと周波数を自由に設定できるという点で、低周波発振器が常備されることが多かった。またアナログシンセサイザの時代なので、LFOという言葉自体も今よりなじみがあった。

実際にあったのはオーディオジェネレータと呼ばれるもので、コストパフォーマンスの良さから、リーダー電子社のものをよく見かけた。

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LA-4はUREI社のコンプレッサ。ゲインリダクション部にLEDとフォトカプラが使われていて、独特のリリースカーブとクリアなサウンドで現在でも人気のコンプだ。

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