V. Krishnan et al:Gait Training in Chronic Stroke Using Walk-Even Feedback Device: A Pilot Study.Neurosci J. 2016
【目的】
"Walk-Even"の効果として、(1)立脚期フィードバックにより立脚期時間を増加させる(2)遊脚期フィードバックにより遊脚期時間を減少させるかどうか検証すること。 この予備的研究の目的は、慢性期脳卒中患者のWalk-Evenを用いた歩行対称性トレーニングを8週間介入した効果を検証することであった。
【方法】
慢性脳卒中患者6名とした。
取り込み基準は、発症後6ヶ月以上、認知機能障害(MMSE> 24点)、介助なく10m歩行可能な者とした。
すべての参加者に合計16の個別セッション(セッションごとに40分、8週間、2回/週)を受けた。
40分間のセッションの内訳は、20分はウォームアップ、下肢筋力強化、および歩行関連の機能的練習が行われた。
残りの20分は
(1)参加者1と2は、立脚期フィードバックを適応した。聴覚フィードバックは、麻痺側下肢が初期接地後から、非麻痺側の平均立脚期時間に基づいて決定された時間に達した際に停止するよう設定された。
(2)参加者3と4は、遊脚期フィードバックを適応した。遊脚期を短くするように、聴覚および感覚フィードバックを用いた。聴覚フィードバックは、非麻痺側の遊脚期時間に基づいて決定された時間を超過した際に鳴るように設定された。感覚フィードバックは、非麻痺側大腿部に感覚刺激を行い、即時に麻痺側へ体重を移すように促した。
(3)参加者5と6は、従来の歩行訓練を受けた。
対称性の評価
足圧の評価
足のピーク圧、踵から前足部までの体重移動時間、COP中心軌道、COP速度
臨床的評価
Fugl-Meyer Assessment(FMA)と、Timed "Up and Go"、Activities-specific Balance Confidence Scaleを用いた。
【結果】
2つの異なる外部焦点(立脚期フィードバックと遊脚期フィードバック)は、参加者4(遊脚期フィードバック)を除き、2つのグループ間でほぼ同様の改善が見られた。
介入後に参加者4(遊脚期フィードバック)は非対称性が増加したが、体重負荷および足圧分布が改善した。
参加者1(立脚期フィードバック適応)
参加者2(立脚期フィードバック適応)
参加3と4(遊脚期フィードバック適応)
参加者5と6(従来の歩行練習)
【考察】
本研究は、以前の研究とは異なる2つの側面に
(1)聴覚および/または体性感覚フィードバックの使用したこと
(2)アウトカム指標は、SIおよび臨床的評価だけでなく、歩行中のCOP軌道および麻痺側ピーク圧などの空間的尺度も含めたことが挙げられる。
臨床的意義として、TUG、FMA、およびABCの改善は、脳卒中患者の立脚期時間および荷重量を増加させることを目的とした介入プロトコルが、最終的に歩行能力を向上させるという我々の仮説を強化する。





