Lucas R Nascimento et al:Walking training with cueing of cadence improves walking speed and stride length after stroke more than walking training alone: a systematic review.Journal of physiotherapy.2015.61:10-15
疑問:脳卒中患者において、テンポに対してキューイングを与えた歩行トレーニングは歩行速度、ストライド幅、ケイデンスと対称性を改善するのに歩行トレーニング単独よりも優れているのか?
デザイン:無作為化または対照試験のメタ分析を有すシステマティックレビュー

参加者:脳卒中を既往に持つ大人。以下詳細を述べる。

介入:テンポに対してキューイングを与えた歩行トレーニング。
キューイングは、それぞれ音楽(ビート)3件、メトロノーム2件、音楽とメトロノーム2件であった。参加者は、10〜30分間(週3〜5回、3〜6週間)のトレーニングを実施した。
アウトカム指標:歩行速度、ストライド長、ケイデンスと時間的下肢対称性。
結果:テンポに対してキューイングを与えた歩行トレーニングは、歩行トレーニング単独より歩行速度、ストライド長、ケイデンス、対称性を改善した。
歩行速度

ストライド長

ケイデンス

対称性

結論:このレビューは、非常に安価なテンポに対しキューイングを付与した歩行トレーニングは、ただ歩行トレーニングを行うよりも歩行速度と歩幅を改善するという証拠を提供する。しかし、ケイデンスと対称性の点からはばらつきが大きいため利点を生む可能性がある程度に留まる。つまり、脳卒中によって障害を有する歩行を改善させるためには、テンポに対してキューイング付与した歩行トレーニングを30分、週4回、4週間することを強く勧められる根拠がある。
臨床場面で取り入れやすいトレーニングかと思います。本文の中で、より歩行速度を高めるのであればメトロームまたは音楽のHzを高める(患者さんが可能なレベルで)と良いと記載がありました。
携帯のアプリでメトロームって調べると案外あるので、臨床応用できればと思います。


※知識
脳卒中患者の歩行に関するシステマティックレビューでは、歩行速度は脳卒中0.4〜0.8m/s(健常者1.0〜1.2m/ s)、ストライド幅は脳卒中1.1〜1.4m(健常者0.50〜0.64m)、平均ケイデンスは脳卒中50〜63歩/分(健常者102〜114歩/分)、時間的下肢対称性は0.40〜0.64(対称性1.0)であるといわれている。
疑問:脳卒中患者において、テンポに対してキューイングを与えた歩行トレーニングは歩行速度、ストライド幅、ケイデンスと対称性を改善するのに歩行トレーニング単独よりも優れているのか?
デザイン:無作為化または対照試験のメタ分析を有すシステマティックレビュー

参加者:脳卒中を既往に持つ大人。以下詳細を述べる。

介入:テンポに対してキューイングを与えた歩行トレーニング。
キューイングは、それぞれ音楽(ビート)3件、メトロノーム2件、音楽とメトロノーム2件であった。参加者は、10〜30分間(週3〜5回、3〜6週間)のトレーニングを実施した。
アウトカム指標:歩行速度、ストライド長、ケイデンスと時間的下肢対称性。
結果:テンポに対してキューイングを与えた歩行トレーニングは、歩行トレーニング単独より歩行速度、ストライド長、ケイデンス、対称性を改善した。
歩行速度

ストライド長

ケイデンス

対称性

結論:このレビューは、非常に安価なテンポに対しキューイングを付与した歩行トレーニングは、ただ歩行トレーニングを行うよりも歩行速度と歩幅を改善するという証拠を提供する。しかし、ケイデンスと対称性の点からはばらつきが大きいため利点を生む可能性がある程度に留まる。つまり、脳卒中によって障害を有する歩行を改善させるためには、テンポに対してキューイング付与した歩行トレーニングを30分、週4回、4週間することを強く勧められる根拠がある。
臨床場面で取り入れやすいトレーニングかと思います。本文の中で、より歩行速度を高めるのであればメトロームまたは音楽のHzを高める(患者さんが可能なレベルで)と良いと記載がありました。
携帯のアプリでメトロームって調べると案外あるので、臨床応用できればと思います。


※知識
脳卒中患者の歩行に関するシステマティックレビューでは、歩行速度は脳卒中0.4〜0.8m/s(健常者1.0〜1.2m/ s)、ストライド幅は脳卒中1.1〜1.4m(健常者0.50〜0.64m)、平均ケイデンスは脳卒中50〜63歩/分(健常者102〜114歩/分)、時間的下肢対称性は0.40〜0.64(対称性1.0)であるといわれている。