はい

ミーハーな理由で

ミュージカル「ヴァイオレット」を観に行ってまいりました。

 

そうです

東 啓介さんを観に・・・

そして藤田俊太郎氏の演出を楽しみに

 

4月7日~21日までは東京プレイハウス

4月27日~29日は梅田芸術劇場 シアタードラマシティ

 

全く事前学習をしないまま観劇に

臨みました

なので劇場についてから

休憩なしなことに気がつく・・・・

2時間15分

 

あ、フライヤーだけは目を通しました(以下抜粋)

1964年、アメリカ南部の片田舎。幼い頃、父親による不慮の事故で

顔に大きな傷を負ったヴァイオレットは、25歳の今まで人目を避けて暮らしていた。

しかし今日、彼女は決意の表情でバス停にいる。

あらゆる傷を癒す奇跡のテレビ伝道師に会う為に。

西へ1500キロ、願いを胸に人生初の旅が始まる。
長距離バスの旅でヴァイオレットを待ち受けていたのは、

様々な人と多様な価値観との出会いだった。

ヴァイオレットの顔を見た途端目を背ける人々。

一番最初の出会いとなった南部出身で白人の老婦人。

運命的な出会いを果たす黒人兵士フリックと白人兵士モンティの対称的な二人の男性。

思いがけない正体を現したテレビ伝道師。

追憶の中にあらわれる父親。

これらの出会いによりヴァイオレットの中で何かが少しずつ変化しはじめる。
長い旅の先に彼女が辿り着いたのは―

 

とりあえず東さんは黒人兵士ってことだな

 

実は私はシアタードラマシティでの観劇は

初めてでして

ちゃんと座席が千鳥格子になっているのが

嬉しい

 

幕はなく

舞台の中央には天井からロープが

垂れ下がっており

下には木の桶が

 

これは井戸?水汲み場?

 

登場人物の3名が舞台中央奥から入ってくる

木の桶の周りには水色の輪が広がっており

そこに足を踏み入れると

背景の映像は足跡のような広がりを見せる

水色の輪から出ると

何も起こらない

 

この3人が東フリック、谷口ルーラ、もう一人が覚えていない・・

白人警官に殴打される黒人や

キング牧師の映像

デモの参加者に容赦ない放水が浴びせられる背景に

合わせて舞台上の3人も水に打たれたように

苦しみだす

 

これが

黒人に対する仕打ちと人種差別

 

私が観たのは屋比久ヴァイオレット

 

顔に傷がある設定ですが

とくにメイクなどはなし

(後で本当に無かったか、お友達に聞いてみた)

右の頬に斧の刃が当たってできた

大きな醜い傷を気にしながら今日まで生きてきた

 

顔の傷を癒す(治す)ためTV伝道師に会いに

バスの旅に出る

 

舞台上には回想と思われる

ヤングバイオレットと父親の場面が随所に

盛り込まれ

どうしてこうなったのか分かりやすいように

なっています

 

とにかく、各俳優さんの見せ場がたくさんあって

見ごたえのある舞台でした

 

半面、女性(だけではないけれど)なのに

顔に傷を負い好奇の視線でしか見られない

ヴァイオレット

 

ある時は同級生に

あいつ(ヴァイオレット)と寝たらいくら貰えるという

残酷な賭けの対象とされ


顔を取り替えたいと思うヴァイオレットだが

俺(黒人の兵士なら?)と問われると

返事に詰まる

 

黒人というだけで出世できない兵士フリック

 

顔に醜い傷がある白人

顔に傷はないけれど肌の色が黒い兵士

 

心がヒリヒリする内容でした

 

多分、一番の泣き所は

終盤のヴァイオレットと亡くなった父親の会話

 

「じゃあどうすれば良かったんだよ」

 

「取り消して!無かったことにして あいつら(ヴァイオレットの容姿を批判する)の

言葉」

 

どうしようもない

取り戻せない過去

 

怒りをぶつけ

救いを見いだせなければ

気持ちが壊れてしまうヴァイオレット

 

バスの旅の帰り道には

その価値観に変化が現れます

 

 

残りは

5月4日 キャナルシティ劇場 2公演

5月10日~11日 仙台電力ホール 2公演

 

そうそうアフタートークでは

軽妙なMCの樹里さんに乗せられて

立石さん、東さん、屋比久さんは楽しそうに

しゃべっていました

東さんが

一眼レフで大阪で撮影したものは

道端の「草」だったり

なりたいものは「鳥」ですって!

 

次に会えるのは6月です

 

観劇後もお付き合い下さった

お友達♪

ありがとうございました