日本小児科学会は、生命維持治療の差し控えや中止も選択肢とする、子どもの終末期医療指針「重篤な疾患を持つ子どもの医療をめぐる話し合いのガイドライン」をまとめた。

 子どもや父母、医療スタッフらが、本人の気持ちや利益を最優先し、納得のいく話し合いを進められるよう作成した。方針決定までの流れを示した図や、段階ごとの意思決定が適切かどうか判断するためのチェックリストなどを設けている。

 子どもは個人差が大きいため一律な基準作りは困難だとして、終末期の定義や、差し控えや中止の具体的な基準を決めることはしなかった。

 昨年2月に指針案を公表し、寄せられた意見をふまえて完成。日本小児科学会のホームページで読むことができる。

(2012年8月23日 読売新聞)

以上です。
一見すると、「生命維持治療の差し控えや中止も選択肢とする」に驚きましたが、ガイドラインに書かれているものは慎重さと患者・家族の気持ちを考えて記載している気がしました。