PT×PT 勉強ノート

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ACL(全十字靭帯)損傷

スポーツ障害といえばこれっ!
っていうほどよく聞くACL損傷について。


①機能解剖:ACL

大腿骨外側上顆の内側から脛骨前顆間区内側部に扇状に付着する靭帯で、脛骨の前方移動内旋の制御をしています。


このACLはさらにAM束(前内側線維)とPL束(後外側線維)に別けられます。


膝関節伸展時にはAM束膝関節屈曲時にはPL束がそれぞれ働き、膝関節の全可動域で脛骨の前方移動と回旋を制御し膝関節の安定性機構として働いています。


また、ACLは膝関節完全伸展位で脛骨前方剪断力の75%を受け、膝関節屈曲30度位で85%を受けると報告されています。



②受傷メカニズム

ACL損傷には接触型非接触型があります。

ACL損傷の70%が非接触型(受傷時に地面反力以外の外力が身体に加わらないということ)であり、

ジャンプの着地やカッティングなど急激な減速-加速動作などによって受傷することが多いです。

男女差でみると、女性は男性の2~8倍発生率が高いと言われています。



受傷時の肢位でよくいわれているのが
   《 knee in 


解剖学的にみると
膝関節屈曲・外反と股関節内旋・内転の複合運動です。


ACL損傷は接地後0.03秒~0.04秒間の間で損傷が発生している可能性があると指摘されています。

つまり、さきほど非接触型のACL損傷は急激な減速動作中に生じる傾向があるといったとおり、この肢位で最も大きな身体重心の加速または減速が生じたときに損傷がおきると言えます。

(力の大きさと方向は、質量と加速度の積に一致。運動中の身体質量変化はほぼないが、身体質量の加速度は大きく変化する)






次回はACL損傷発生時の体勢についてもう少し詳しく説明していきます。