仲間との別れ | ハープシンガー Nao Cumy なおくみ(西塔 紅美 PSYTO Cumy) の プライベートブログ☆

ハープシンガー Nao Cumy なおくみ(西塔 紅美 PSYTO Cumy) の プライベートブログ☆

ハープシンガー・シンガーソングライター・ケルティックハープ・ライアー・ヒーリング・女優・歌手・モデル・詩人
CM、TV、アート系洋画出演を経て東京ビッグサイトで歌手デビュー。
2017年イギリスでケルティックハープと出会い愛と祈りと感謝の音を歌い奏でている

 
2011年11月27日
 
 
鎌倉の駅より、延命寺方面のカドキホールへ
 
昨年の朗読劇でも、何度か共演させていただいた俳優Yさんの告別式へ、行って参りました。
 
 
 
25日の夜、訃報が入る数時間前
 
朗読劇の最終稽古中に、いつもの新宿の稽古場で、ちょうどその方の話しをしていました。
 
後で電話をしようと、忘れないように、携帯電話の発信ボタンを押し履歴に残していました。
 
 
 
Yさんは、仔犬のような純粋な瞳をしていて、いつも何かにつけ、「言って~」「まかせて~」と、含み声で言うと、胸をポンと叩き、どや顔をしては胸を張り、少し斜めに下を見るようにしてあごを持ち上げ口を結ぶ。
 
そして、いつも、優しい微笑みを浮かべていました。
 
 
銀座で歌を歌った時などには、写真を撮ってくれたりもして
 
「紅美ちゃん、何かあったら言って~!まかせて!」と、撮った写真を満足げに見せてくれたりもしました。
 
 
 
極楽寺って、どんなところなんですかー?と、今度会ったら聞こう。と、そう、思っていました。
 
 
涙が、止まりませんでした。
 
 
 
 
 
告別式の後に、みなさんといろいろな話しをしました。
 
その後に、近くの鶴岡八幡宮へ参拝しました。
 
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八幡さまの境内では、二組のご夫婦が結婚式を執り行っており、倒れた銀杏の大木からは新たな新芽を見つけることができました。
 
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そして、不思議なことに、たくさんのシンクロが
 
本当に、無数のシンクロがありました。
 
 
まるで、何か大きな力が、大切なメッセージを、伝えようとしてくれているような、そんな感じがしています。
 
そう思うと、そのメッセージや、彼の目が写してくれた写真の中にも、これから先の未来へ、思いが生き続けていくのだと。
 
そんなふうにも感じられるのです。
 
 
 
その日、一緒に時間を過ごさせていただいたYさんのご友人は、「湿っぽくなってしまうよりは、楽しく笑ってくれた方がいい。と、きっと彼はそう思っているだろう。」と、話されていました。
 
その日はまるで、自慢の鎌倉を「ど~う!すごいでしょ~」と、Yさんが案内してくれているようにも思えました。
 
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26日の夜、朗読劇の本番中には、今までなかなかうまく演じられなかった『存在の耐えられない軽さ』での
 
“重さ”“軽さ”や“命”について語る部分で
 
皮肉にも、本当に感じた重みを、今までよりも表現すことができた私に、いつもの“どや顔”で、いかにも自分のおかげでしょう。と、言わんばかりに、満足そうに観てくれている、彼の姿が見えました。
 
そんなふうに言うと、怒られるかもしれませんが…
 
そう感じたりすることに、きっと、Yさんは喜んでくださると、勝手ながらも、そう思うのです。
 
 
 
 
 
3年と半年前に、鎌倉の海から始まった“西塔紅美”
 
また、ぐるりと、一回りして
 
原点へと、返って来させられたかのよう。
 
 
 
先のことは、まだ、わかりませんが
 
いただいた思いや、優しさや、メッセージを大切にして
 
限られた命を、時間を、大切にして生きていこう。と、思います。
 
 
 
また、生まれ変わって出会える日まで…
 
 
 
心より、御冥福をお祈りいたします。
 
 
 
 
 
2011年11月30日
 
西塔紅美