夜中 訳もなく 止まらない 涙
何故か 訳もなく 溢れだす 涙
本当に・・・
どうして・・・
繰り返す・・・
続いていく・・・
本当の 自分 取り戻す ため
本当の 自分 傷つけて いたの
どうしてか なんて わからない まま
どうしようもなく 生きて いるの
あの日 もらった花束は
何も欲しくなかった私が 唯一
贈り物 として 気兼ねなく
受け取りやすかった もの
赤い薔薇がない代わりにって
1000本の白い薔薇は
少しの時を経て
そのまま あなたへの
弔いの献花へと
彩られた100本の赤い薔薇が
たくさんの魂の中 生きる 生命体のように
美しく散りばめられていて
あの日の あの ベランダは
そうね、半分だけ 地下になっていたから
まだ気づけないでいた私の
秘密の花園のようで
だけど、あのベランダは
空が遠く見えたから
まだ知らないでいた私でも
かなしみの中の幸せを生きれた
いろいろな愛の形を
こどもだった あのときより少し
わかるようになった 今
気づかなかった
気づけなかった
気づこうとしなかった
愛や よろこび は
きっと そこらじゅうに
転がっていたのではないかって
これからも 今も
気づかされる
夢や 幸せは
きっと そこらじゅうに
散りばめられているのではないかって
今なら 少し わかるのに
きっと ずっと くりかえす
ありがとう って
100回 言うと
涙が たくさん 溢れてくる
それは お父さんの背中や
お母さんの肩や
友達や兄弟の一言や
あなたの 手のひら
支えてくれている
たくさんの手を知らぬ間に
棘で傷つけてしまわないように
一つ ひとつ 丁寧に
大切に していけたら
誰も覚えていないような
あの美しさも哀しみも
空を越えて星たちが見つめ
また形を変えて輝くから
だから もう おやすみなさい
訳もなく 流れ出す 涙は
心が 生きている 証拠だから
cumy
201011220457