刺青|賽のじ雑記 -432ページ目

歌川国芳展 - 生誕200年記念

刺青|賽のじ雑記-歌川国芳図録

予告していた過去の図録シリーズ
栄えある第一弾は国芳です

1996年10月26日-12月1日
名古屋市博物館

1997年1月14日-2月16日
千葉市美術館

1997年2月25日-3月30日
サントリー美術館

名古屋市博物館、日本経済新聞社
テレビ愛知の主催で開催された
「歌川国芳展 - 生誕200年記念」
の図録です

どうしてテレビ愛知なんですかね?
愛知県のテレビ局というと
メーテレ(名古屋テレビ)が
浮世絵コレクションでは有名ですよね
その数8千点を越えるとか

あぁぁ、また脱線だ

本題の図録
監修は御大鈴木重三先生です

サイズはほぼA4(よりチョイ大きい)
ページ数は300ページほどで
装丁は当時のでは珍しく
カバーがかかっていて豪華です

中のページもマット紙を使用して
高級感もあり落ち着いた
美しい色合いの印刷です

文章は鈴木重三氏が
「資料と作品で辿る - 歌川国芳小伝」
と題して12ページにわたって
国芳の人生と作品とを語り

千葉市美術館の浅野秀剛氏が
「国芳の摺物」と題して3ページ

名古屋市博物館の神谷浩氏が
「風景画試論」と題して4ページ

サントリー美術館の岡戸敏幸氏が
「「後姿」の感情」と題して3ページちょっと

洋画家の悳俊彦氏が
「私の国芳蒐集」と題して3ページちょっと

と、充実しています

図版は約200ページにわたって
「初期の諸相」「武者絵」「歴史説話」
「役者絵」「美人画」「風景画」
「動植物・静物」「摺物」「戯画・風刺画」
「風俗娯楽」「挿絵本」「資料」と
カテゴリーが分けられ
315点が収録されています

巻末には上記収録作品の
一点一点についての解説が
50ページほどで丁寧にされており
年譜と参考文献目録が付されています

日本の刺青を考える上で
もっとも重要な人物の一人である国芳
僕の知る国内の「歌川国芳」単体での
展覧会図録の中では質、量共に
最高の一冊です

これと並ぶのは先月26日の記事で紹介した
ロンドンのやつくらいでしょう

Kuniyoshi
Timothy Clarke
Royal Academy Books

↑これね


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