刺青|賽のじ雑記 -362ページ目

「刺青物語」高木彬光著

ちょいとばかし間が開いてしまいましたが
以前に紹介した高木彬光氏の著作
「刺青の女―千両文七捕物帳」
からつづき

その時の記事は→ こちら

今回紹介するのも
同じく高木彬光氏の著作より
「刺青物語」です



これは著者が親しく交流を持った
二代目彫宇野氏からの聞き書き
という形をとった短編集で

各章のタイトルは
「観音江戸を救う - 新門於芳御閨譚」
「毒婦の皮 - 高橋於伝刺青譚」
「毒婦の鑑 - 人穴於糸仇討譚」
「花男日本を救う - 弁天於雪出世譚」
「刺青師の性 - 弁天娘女男殺絵」
「ぎやまん姫」

これらの話は昭和20年代に
二代目彫宇野氏から
著者が聞いた話をヒントに
後に小説化したものです

高木氏は二代目彫宇野氏から
その師匠にあたる
先代彫宇野氏の話も
又聞きで聞いておらられ
明治、大正、昭和と
ほりものの歴史そのものが
蘇ってくるような
貴重な話を基にした小説群です

江戸時代創世記から
件の二代目彫宇野氏の時代
(戦前頃までですかね)の
ドキュメンタリーに関しては
随分前に紹介した
「分身百姿」に詳しいので
参考にしてください
その時の記事は→ こちら

今回紹介する「刺青物語」は
「小説家見てきたようになんとやら」で
必ずしも写実性を優先しない
エンターテイメントとして
高木氏らしさ溢れる作品です

高木彬光氏関連に関しては
更にもう数点紹介したいものがあるので
また改めてもう1本記事を書きたいと企んでいます

愚痴:それにしても毎回こうして書いていて
    自分の文才のなさに辟易いたします
    紹介する書籍の良さが全く伝えられてません
    公開するのを躊躇うくらい嫌になってます
    文筆が生業ではございませんので
    どうか大目に見てやってください^^


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