小村雪岱 - 芸術新潮
いま発売中の芸術新潮
特集が「小村雪岱(こむらせったい)」
そしてその表紙が明治の毒婦の
代表のように言われている
「高橋お伝」のまさに刺青を彫っている場面
雪岱は昭和八年に読売新聞に連載された
邦枝完二の新聞小説「お伝地獄」の挿絵を担当したが
今回の表紙のこれは別に書き下ろしたもの
高橋お伝は嘉永元年(1848年)上野国(群馬県)に生まれたとされ
明治九年(1876年)浅草蔵前の宿屋で後藤吉蔵を殺害し逮捕され
明治十二年(1879年)斬首刑となる
その処刑の年には早くも黙阿弥の脚本で「綴合於伝仮名書」と題され
奇しくも事件の年に火災で焼失し前年に新設された新富座で
五代目尾上菊五郎の主演で歌舞伎上演されています
以降一世紀の間に映画化も十回を越えています
墓所は谷中霊園にあり、参ると三味線が上達すると言われてますね
どうしてなんでしょうか?
はいはい、そこのあなた、教えてね
また、お伝の遺体は処刑後に解剖され、東京大学にその一部が
保存されているそうです
そしてお伝の刺青の皮膚も同時に保存されたと言われており
お伝のものと伝えられる皮膚標本がありますが、真贋はどうも怪しいようです
ちなみに我が国日本で最期に斬首刑となったのはこのお伝だという話もありますが
それもまた怪しい話ですよね
というか「お伝=毒婦」というのも実際には怪しい話かも知れません
ととと、雪岱の話のはずがお伝の話になっちゃってます^^
では肝心の「雪岱」
最近こういう近代ものを良く観ます
弥生美術館では鰭崎英朋を観に行って
高畠華宵や竹久夢二を観て(その時の記事)
サントリー美術館では鏑木清方を観て(その時の記事)
そんなあたりがお好きな方は雪岱にも目がないですよね
僕は夢二より雪岱の方が断然好みです
雪岱の仕事は挿絵にとどまらず
本の装丁では大正三年に手掛けた
泉鏡花の「日本橋」をはじめ多くの秀作を遺し
その三年後には是非にと請われ資生堂意匠部へ
そして大正十三年からは舞台美術まで手掛けています
本書を読んでもっと雪岱に
触れたいという方には
この辺からどうぞ
刺青|賽天 - www.psyten.com
![芸術新潮 2010年 02月号 [雑誌]](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51rowF1HwhL._SL160_.jpg)

