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太平記英雄伝と太閤記 - 歌川国芳

前回の記事での豊洲の平木浮世絵美術館で開催した
「国芳描く戦国の武将~太平記英勇伝」展

これは 記事中でも触れましたが
嘉永元年(西暦1848年)頃に
刊行された全50図の揃物

ホントはもっとあったんじゅないかとも
言われてますけどね^^

すべての作品に柳下種員の手による
略伝が付されています

タイトルの「太平記」は見立てで
実際には「“太閤記”英雄伝」を
描いています

さてここで簡単に両者の違いを

「太平記」とは南北朝時代を
舞台にした軍記物語

鎌倉時代文保2年(西暦1318年)の
後醍醐天皇の即位から倒幕運動
南北朝時代を経て室町時代初期までの
全40巻の物語で作者は不詳

対して「太閤記」とは
いくつかあった豊臣秀吉に関する伝記を
江戸時代に小瀬甫庵によってまとめられた
全20(22)巻の物語

徳川幕府としては自分たちの滅ぼした
豊臣氏らを英雄として扱うのは
宜しくないって事だろうって事で
「太閤記英雄伝」を「太平記英雄伝」
ってタイトルで発行する
見立ての手法が取られてます

んで、今回は
この「太平記(太閤記)英雄伝」
に関連する書籍について

まずは画集だね

ん~~~、第一はこれかな?


ハードカバーの大判画集

一点一点じっくりと楽しめる
コレクターズアイテム

そして僕が普段実用として
資料用に使用するのはこれ

101 GREAT SAMURAI PRINTS
Utagawa Kuniyoshi
Dover Publications

実物の半分くらいのサイズの図版で
気軽にめくれるペーパーバック

前半が「太平記英勇伝」で
後半には「誠忠義士伝」を収録

武者絵のポーズの参考にも
大いに重宝するお得な一冊

価格もメチャ安なので2、3冊
買っておいても損はなし!

どちらも洋書で当ブログでも
一昨年くらいに既に紹介済みですが
とってもオススメです

ただしテキストが英語なのはご愛嬌^^

そして登場するのは今回の
「国芳描く戦国の武将~太平記英勇伝」展図録

$刺青|賽のじ雑記

サイズはさすが小さな美術館の発行
なんとB6版です

ここのはいつもちっちゃいよね~

でも印刷が綺麗なので十分に鑑賞できます

しかも各図版に人物解説がつき
画中の柳下種員による略伝が
全50図ともに活字化されてます

平木浮世絵美術館で通信販売も可能なので
興味ある方は自身で確認してくださいな

最後にこの素晴らしい登場人物たちの
魅力を更にお伝えする為にも
もう一つオススメしときましょうかね?



太閤記の入門用としては
とっても気軽に楽しめる良書

寝酒のお供にでもどうぞ!

画中の人物たちが
活き活きと蘇りますよ♪

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