ジョサイア・コンドル | 刺青|賽のじ雑記

ジョサイア・コンドル

どうも悪趣味なのか
人物を取り上げる際に
かの人の「死んだ日」に
取り上げがちですねぇ

たまには気分を変えて
今日はお誕生日!

西暦1852年ですから
いまから150余年前の9月28日
遠く英国はロンドンの地で
ジョサイア・コンドルは生まれました

そして明治10年(1877年)1月28日
24歳の彼は日本政府の御雇外国人として来日

工部省工作局管轄の工部大学校造家学科に
(現・東京大学工学部建築学科)
教師として着任しました

コンドルの第一の偉業は
彼の本業である建築の分野

鹿鳴館をはじめ数々の建築物や
日本銀行本店を手掛けた辰野金吾氏ら
彼の育て上げた人たちをみれば一目瞭然で
日本の近代建築の父といっても
言い過ぎではないでしょう

彼には建築家としての顔のほかに
もう一つの顔があり僕にとっては
第一の偉業と並ぶインパクトを持っています

そのもう一つの顔とは
河鍋暁斎の弟子「暁英」としての顔

コンドルの暁斎入門は明治14年とされており
その時暁斎50歳コンデルくん29歳
この8年後暁斎が胃癌で亡くなるまで
いや暁斎没後も二人の厚い信頼関係は
変わりませんでした

後のコンデルくんにより
明治44年5月に発行された
「PAINTINGS AND STUDIES BY KAWANABE KYOSAI」は
僕ら刺青を志す者だけでなく
日本画に興味を持つ全ての制作者にとって
暁斎のテクニックを学ぶ事により
自らの画業を向上させる上で
多くの助けになる一冊です

技術だけでなく画業で生きる
という事についても
学ぶ所が多いです

河鍋暁斎
ジョサイア コンドル
岩波書店

↑ これはその邦訳 ↑


↑ あわせて観るならこれだね ↑


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