セザンヌ主義 - その後に | 刺青|賽のじ雑記

セザンヌ主義 - その後に

刺青|賽のじ雑記-セザンヌ主義2

セザンヌ主義の後、常設展コレクションギャラリーで「パスキン展 」と「ガラスにうたえば」の2つの展覧会を開催していたのでそちらも廻ってみました

先ず「パスキン展 」
ジュール・パスキンといえばエコール・ド・パリの典型的な画家です
作品鑑賞よりもカルチャーやムーブメントとして捉えると、より魅力的な存在ですね
モーツァルトやシド・ヴィシャスのような享楽的かつ破滅的な人生を送ったセンセーショナルな人物です


そして「ガラスにうたえば」
こちらは期待をしていないどころか、やっていることさえ気づかずに成り行きで偶然鑑賞することになったのですが、最高にエキサイティングなものでした

ドーム兄弟やガレのアール・ヌーヴォーの作品が多く出展され、その美しい立体物の色彩やフォルム、みずみずしく表現された花鳥の細工はどこか刺青と通じるものがあり創作意欲を大いに刺激してくれました

エミール・ガレ ― その陶芸とジャポニスム
フィリップ・ティエボー フランソワ・ル・タコン 山根 郁信
平凡社



ガラスの発する存在の儚さや危さも刺青とオーバーラップします


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