狩野芳崖「悲母観音への軌跡」

行ってきました
狩野芳崖「悲母観音への軌跡」
メインは第二会場の
中心に据えられた
かの有名な「悲母観音」
そしてそれを取り囲むように
配された何点もの
下図やスケッチ類と
「悲母観音の周辺」と題され
今回の企画の為に集められた
「悲母観音」の影響の色濃い
後世の日本画家たちの
作品群でした
また前半第一会場には
芳崖の画業の軌跡として
狩野派入門以前
十代中頃の作とされている
模本を含む
「狩野芳崖の画業」を
俯瞰させる彼の作品群が
展示されていました
図録も展覧会自体の趣旨に違わず芳崖の「悲母観音」に
辿りつくまでの軌跡を
丁寧に検証した内容に
なっています
「一点を画く」
その為に画家としての
一生を費やし
「完成を待たずに絶筆」
というその潔い意気ざま
その「一点」にかける執着を
まざまざとみせつけられました
第二会場の中心に据えられた
「悲母観音」は
「画家狩野芳崖」が
今まさにその場所に
立つような錯覚を覚えました
今回の展覧会来訪は
僕自身の仕事というものの
基本的な考え方を
改めて自らに問い
再構築を試みる
意義ある機会となりました

東京芸術大学美術館での会期は
今月23日まで
その後、芳崖の故郷である
(長州支藩)長府の
下関市立美術館で
10月4日から11月5日までと
なっています
長門府中といえば
「乃木希典将軍」です
そんなこともあって
「男子の一生」というものは
「自ら選びとって死す」という
日常の中でつい忘れがちな
当たり前で最も大事の事も
改めて強く意識させて
もらう事ができた
本当に有意義な一日となりました
刺青|賽天 - www.psyten.com