原色日本刺青大鑑 | 刺青|賽のじ雑記

原色日本刺青大鑑

原色日本刺青大鑑1昭和48年に出版された飯沢匡、福士勝成両氏による監修の刺青書。

飯沢匡氏は藍像 須藤昌人「刺青」写真集にも「彫り物(刺青)の美」というタイトルで刺青に対する熱い文章を寄稿されていた劇作家。

福士勝成氏は医学的見地からの刺青研究者としては世界でも屈指の医学博士。
単に医学的研究という枠の中にとどまらず、刺青に対して相当のロマンと愛情をもっていた戦後日本刺青の庇護者。

発行年からも分かるとおり、収められている写真の方々は若くてももう還暦がらみで、これらの仕事をされた彫師の諸先輩方は、きっともうお1人も仕事をされてはいないと思われます。

そして持ち主の方が亡くなられていたら、その方と一緒に刺青も灰となっていることでしょう。

それも刺青の魅力を増す要因の1つなんだからグズグズ言ってもしょうがない。

そんな昭和の刺青を知る貴重な写真が、比較的よい状態で収められている数少ない書籍の1つです。

原色日本刺青大鑑2


内容は豊富な刺青写真のほか、錦絵や下絵、当時の彫り場や作業風景、刺青の由来や題材、使用されていた道具類や方法、当時の社会や文化、気質などが読み取れる聞き書きなど、とにかく刺青全般にわたって扱われています。

福士博士も監修に加わっていますので、医学的な資料などもデータやら図版やらもちろん充実しています。

昭和の刺青を知るならこの1冊は必読です。

巻末には英文解説まで載っている至れり尽くせりの1冊です。

ただしこちらも新品での流通はもうありません。
またこの何年かで古本での価格も上がり気味です。

しかし将来安くなって手に入ることもないでしょうから、お財布が許すのであれば買ってみて損はないと思います。

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どうぞお財布(カミさん?)と相談してみてください。

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