1956年の日本映画です🇯🇵
原作は江戸川乱歩。
監督は井上梅次。
伊勢商事社長の伊勢省吾(三國連太郎)は秘書の晴美(新珠三千代)と不倫関係にあった。
密会していたある夜、伊勢の妻・友子(山岡久乃)が髪を振り乱し短刀を手に駆け込んできた。
何とか妻を抑えようとした伊勢だったがはずみで殺害してしまう。
そこで伊勢は愛する晴美との生活を守るため、ダムに妻の死体を捨てることを思いつくと、車のトランクに死体を押し込んでダムまでの長い道を走り始める。
しかしとある十字路でトラックと事故を起こしてしまう……。
商事会社の社長が愛人との密会現場に現れた妻を誤った殺害してしまったことから
やがて窮地に追い込まれていく様を描いたサスペンス映画です。
かなり古い作品でしたが
見応えがあって面白かったです。
そもそもは正当防衛から始まり
最初に自首しておけば情状酌量になったのに…
ともどかしい気持ちで観ていましたが
次第に主人公に感情移入してしまい
最終的には応援しちゃいました。
事態が二転三転し
主人公とその愛人が何だかお気の毒でした。
2人とも悪人ではなかったのです。
主人公を演じたのは若かりし頃の三國連太郎さん。
ハーフっぽいお顔だちで
演技力も素晴らしく
なかなかのイケメンでした。
愛人役の新珠三千代さん…
スレンダーで完璧なお顔だち。
昔の女優さんって演技力は今ひとつでしたが
絶世の美女が多かったですね。
大坂志郎さんが二役で出演されていました。
多分正義はこの人の方なんだけど
嫌な人でした。
ハラハラドキドキもあり
お薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。