2018年のノルウェー映画です🇳🇴
監督はエリック・ポッペ。
2011年7月22日午後3時17分、ノルウェーの首都オスロ政府庁舎爆破事件が起き、8人が死亡する。
さらに同日の午後5時過ぎ、オスロから40キロの距離にあるウトヤ島で銃乱射事件が発生し、32歳のノルウェー人アンネシュ・ベーリング・ブレイビクがサマーキャンプに参加していた10代の若者たちを次々と殺害する。
キャンプに参加していた少女カヤ(アンドレア・バーンツェン)は極限の恐怖の中で妹エミリエ(エリ・リアノン・ミュラー・オズボーン)を必死に捜し続けるのだが…。
2011年にノルウェーで実際に起きた連続テロ事件を描いた衝撃作です。
たった1人の犯人が77人もの命を奪ったノルウェーの大惨事を
ウトヤ島での無差別銃乱射事件に焦点を絞り
72分間ワンカットで映し出しています。
全編ただただ逃げ回るシーンで
犯人はちらっとしか映っていなくて
銃声だけが響き渡る…
見えない恐怖感は醸し出されていましたが
ちょっと単調だったかな?
リアルなシーンが少なかったのはおそらく遺族に配慮して、だと思いますが。
主人公のカヤ…実在の人物ではないのですが
彼女の視点で物語が描かれています。
『静かにしろ』ってお友達から言われてもママに電話をかけ続けて携帯を離さない
『一緒に逃げよう』って言われても1人だけ別行動を取ってお友達に心配をかける
歌ったり大声を出して犯人に居場所を特定される…
ダメダメじゃん、この子!
ってイライラしながら観てしまいました。
将来国会議員を目指す真面目で賢い女の子っていう設定でしたが
カヤが説教する妹の方がよっぽど賢かったです。
しかし
怖い作品でしたね。
こういうシチュエーションの時って
ひたすら逃げた方がいいのか
隠れた方がいいのか
死んだフリがいいのか
わかりませんね。
お時間があれば観てください。