古い映画を観ました。
1970年の日本映画です🇯🇵
監督は熊井啓で
原作者である井上光晴とともに共同で脚本を書いた作品です。
宇南(鈴木瑞穂)は朝鮮人の少女を妊娠させ、少女の姉宰子(水原英子)にその責任を追及された。
『俺は知らんよ』と否定し、宇南は炭坑を去った。
それからかなりの時が経ち、医者となった宇南は佐世保で診療所を開いていた。
その患者の一人に明らかに原爆病と思われる少女がいた。
それからかなりの時が経ち、医者となった宇南は佐世保で診療所を開いていた。
その患者の一人に明らかに原爆病と思われる少女がいた。
しかしその娘の母光子(奈良岡朋子)は、差別を恐れて頑なに自分は被爆していないと言い張る。
佐世保には『海塔新田』と呼ばれる被爆者の集落があり、その集落民と思われることを恐れたためだ。
一方、宇南も爆心地で父を探し回ったため、自分も被爆者ではないかという不安を抱いていた。
ある日、被差別部落に住む徳子(紀比呂子)が診察所に『強姦の証明書を書いて欲しい』とやってきた。
一方、宇南も爆心地で父を探し回ったため、自分も被爆者ではないかという不安を抱いていた。
ある日、被差別部落に住む徳子(紀比呂子)が診察所に『強姦の証明書を書いて欲しい』とやってきた。
それがきっかけとなり、宇南自らの黒い過去が脳裏に甦る。
さらには二つの集落の間で長年くすぶっていた怨念と憎悪が炎上し、思わぬ悲劇へと向かっていく……。
さらには二つの集落の間で長年くすぶっていた怨念と憎悪が炎上し、思わぬ悲劇へと向かっていく……。
朝鮮人、被爆者、そして被差別部落民の差別を告発した社会派ドラマです。
差別についての切り口に重厚さがなく
青春映画のような様相すら感じました。
若かりし頃強姦を犯した医師、被爆者だということを隠し続ける母娘、被爆者部落の青年に強姦された被差別部落の娘…
3つのお話が交錯しながらストーリーが展開します。
内容自体はかなりディープなのですが
どれも中途半端感が否めず💦
いろいろ盛り込み過ぎたせいでしょうか?
結末も
え?
という感じで
結局何が言いたいのかわからない作品でした。
こういう古い映画を観ていつも思うことなのですが
昔の日本人は野蛮ですね。
声が大きいし
貴様口調だし
すぐ殴るし
やたらとタバコを吸う…
本作もあまり愉快な映画じゃなかったです。
ただ、主演の紀比呂子さんがとても可愛かったです。