本日1月23日はスペインの画家サルバドール・ダリの忌日です。
シュルレアリスムを代表する作家です。
そう…アートなお顔のあのお方です😁


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ダリも私の好きな画家の一人です。
若い頃は結構イケメンだったダリ😀

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彼の『偏執狂的批判的方法』論…
よくわかりませんが
素晴らしい数々の作品を見れば、そんなことはどうでも良いです(笑)

※偏執狂的批判的方法…意識下にアクセスし、夢や心象風景を写実的に描写する方法。

ダリと言えば
多分この作品が一番有名かな?

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『記憶の残渣』。
溶ける時計がダリの好きだったカマンベールチーズとのダブルイメージになっているそうです。


私がとくに好きなのはダリのだまし絵ですね。
1つの物を2つに見立てるダブルイメージの真骨頂です。

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自らを天才と言う人に天才はいませんが
ダリはホントに天才でしたね。

様々な奇行で有名なダリですが
精神医学的には『自己愛性パーソナリティ障害』だったと言われています。

兄がいたのですが幼くして亡くなり
親は何を考えていたのか…弟のダリに兄と同じ名前サルバドールをつけたあたりから、ダリ一家の家庭内病理を感じます。

彼の奇行…
・講演会で潜水服を着て登壇したはいいが、酸素供給がうまくいかず死にかけた。
・象に乗って凱旋門を訪れた。
・『リーゼント』と称してフランスパンを頭に括り付けて取材陣の前に登場した

いや〜
そこらへんの芸人なんかよりめちゃくちゃ面白いです。

他にも
・鉛筆と紙を買いに出たのに魚屋さんに行ってしまった
とか
・地下鉄の乗降の仕方がわからなくて、友人が先に降りていってしまった時泣き出した

といったあたりは面白いというより病的ですね。

一見精神障害の特徴を有していたダリではありますが、彼の中核にあったのは歪なナルシシズムであったと言われています。

※自己愛性パーソナリティ障害…ありのままの自分を愛することが出来ず、自分は優れていて素晴らしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込むパーソナリティ障害の1つ。

↑これ…美容形成を繰り返す人や芸能人に多いですね。
私の外来にも数名いらっしゃいます。


昨年新国立美術館で『ダリ展』が開催されました。
スケジュールが合わなくて行けませんでした😭

どなたか行かれた方…感想を聞かせてください。