20代前半の頃、プラトンにハマっていた時期がありました。

きっかけは飲み友達のBくんがプラトン好きで、そんな彼の影響で私も当時はいろいろと読み漁りました。

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プラトンってご存知ですよね?

ソクラテスの弟子でアリストテレスの先生。

プラトンって本名じゃないんですよ。
本名は『アリストクレス』。

体格が立派で肩幅が広かったため、レスリングの師匠に『プラトン』(←幅広いという意味)というニックネームをつけられ、以後それが定着したと言われています。

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初期のプラトンは、敬虔とか勇気といった古代ギリシャの伝統的な徳とはどんなものなのか?
教えることができるものなのか?
ということを探究していましたが
途中で挫折してしまいます。

その後、世界を

・目に見える現実の世界=『現実界』
・その元になる完全にして真実の世界=『イデア界』

に分けました。

これがかの『イデア論』の始まりです。

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イデア論によると
日常にある『正義』や『美』は二次的なものに過ぎず、それらの概念の実体は、天上界(イデア界)にあるということになります。

この真実在を『イデア』と呼んだのです。

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『洞窟の比喩』が有名ですよね?

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『イデア論』については、彼の著作『国家』に詳しく書かれています。

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↑よく読んだなぁ。

 プラトンの著作は対話形式のものが多く、読みやすくて面白いです。


で、このプラトン…
とても深い〜名言をいっぱい残しています。
幾つか紹介しますね!
絶対聞いたことある言葉もあるはず!
ああ、あれってプラトンが言ってたんだー!って感動してください✌️


偉大な人物たらんとする者は、自分自身や自分に属するものをではなく、正しいことをこそ愛すべきなのだ。


自分に打ち勝つことが、最も偉大な勝利である。


親切にしなさい。
あなたが会う人はみんな、厳しい闘いをしているのだから。


目は心の窓である。


愛に触れると、誰でも詩人になる。


驚きは、知ることの始まりである。


我々は、自らが熟考しているものになる。


正義とは、強者の利益にほかならず。


魂には目がある。
それによってのみ
真理を見ることができる。


賢者は、話すべきことがあるから口を開く。
愚者は、話さずにはいられないから口を開く。


正義とは、己にふさわしきものを所有し、己にふさわしきように行為することなり。


私の一番は好きな言葉はこれ!

徳は一種の健康であり、美であり、魂のよいあり方なり。
それに反し、悪徳は病気であり、醜であり、弱さなり。


深い〜でしょ?☺️


で、日本におけるプラトン研究の第一人者…田中美知太郎先生をご存知でしょうか?

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本日12月18日は田中美知太郎先生の忌日です。

『プラトン全集』…今私が一番欲しい物の一つです。
どなたかクリスマスにプレゼントしてください🎁