本日10月28日はフランスの画家アンドレ・マッソンの忌日です。
日本では今ひとつ有名ではないようですが
私の好きなアーティストの一人です。
実はあのジャック・ラカンの義兄に当たる人です。

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シュルレアリスム運動に参加し、それを反映した作品を数多く残しています。

初期の作品はキュビスムの影響を受けていますね。


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これは1923年『四元素』。有名な作品です。

初期の頃は色調が全般的に抑え気味ですが、モチーフの使い方が独特です。


マッソンに関して特筆すべき点は、『オートマティスム』の手法をいち早く取り入れたということです。

オートマティスムにおいては、最初に何を描くかを決めないで、即興で無心に、しかも速いスピードで描いていくのですが、これは人の意思や意識を絵画から排除しようというのが狙いです。

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その後、マッソンは作品に砂を取り入れ、図形を主体とした作品を制作するようになります。

『砂絵』というのは、接着剤と砂をキャンバスに投げつけて、偶然出来た形から作品を創り上げるというもの。
↓この『魚の戦い』がそうです。

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この頃の作品は…
う〜ん💦
って感じ(笑)
私でも描けそうって感じ。


1930年代に入ってシュルレアリスムをやめ、妻とも離婚してパリを離れ、南仏やスペインなどで過ごすことになります。
そして作風が一転!
色彩が豊かな明るい絵が増えていきます。
この頃からの作品が私は好きです♪

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その後、色彩の鮮明は残しつつも、スペイン内戦などの影響を受けて、作風がやや暴力的なものになりますが私は好きですね〜☺️

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マッソンのリトグラフが欲しいのですが、なかなか入手できません。
たかがリトグラフなのに、すごく高値でムリ〜😭


アンドレ・マッソンの絵を所有するのが今の私の夢です。