人は、例えば他人から非難された時などに「むしろ一人の元気な子どもで
いたい。とるに足らない存在でいいよ」などと自分に言い聞かせて心を癒す
ものだ。
一般に「子ども」という言葉は否定的な意味を持ち、「大人」は肯定的な
意味を持つ。
しかし「子ども」「大人」という言葉は、意味する内容がかなり幅広く、
人によって意味合いが違う。
同じ日本でも地方によって意味合いが違うし、歴史的にも特に明治以降欧
米から近代思想が流入したために、空間的時間的に「あの人は子どもだ」と
言った場合の意味合いが大きく異なるようになってしまった。
そのために、本来は否定的に響くはずの「子ども」という言葉は「元気な
子どもでいたい」というような肯定的な文脈で語られることも出てきたのだ
ろう。
続く