中部電力は12日、浜岡原発の4号機を13日に、5号機を14日に停止するこ
とを発表した。停止期間は防波壁の建設など津波対策が完了するまでの2~
3年としているが今後どうなるかは分からない。
私は前回書いたように、浜岡原発の全面停止には反対で理由は2つある。
1つは、菅直人首相の言う「30年以内にマグネチュード8程度の地震が発
生する可能性が87%」とする根拠がまったくないことだ。87%という数値
は、一人歩きし11日の朝日の天声人語にももっともらしく引用されてい
る。
2つ目は、天声人語が「人は景気と経済のみで生きるのみあらず」とする
その景気と経済に重大な影響をもたらすと考えるからだ。承知のように中部
電管内には自動車組み立て工場や半導体工場が集積し、電力不足で大停電が
起これば日本の工業生産は壊滅的な影響を受けるだろうし、大停電まで至ら
なくとも今後の電力供給が不安定となれば生産もとどこおる。
生産拠点の海外移転も予想され、そうなれば雇用も喪失し景気がさらに悪
化し被災地復興どころではなくなる。
すでに中部電力は東京電力と九州電力の融通を停止したようだ。
政府は、原発停止による中部・東海地方の電力不足分の穴埋めとして関
西電力からの電力融通を要請している。
かくなるうえは、電力消費が増大する夏場は、関西電力は東電地域への
融通を犠牲にしても中京工業地帯の電力需要を支える必要があり、東電地
域に居住する我々は仮に電力消費のピーク時に計画停電となってもそれを
甘受するしかない。
続く