石原慎太郎都知事が、東北関東大震災に関して「日本人のアイデンティテ
 
ィーは我欲になっちゃった。…我欲、物欲、金銭欲…この津波をうまく利用
 
して、我欲を1回洗い落す必要がある。やっぱり天罰だと思う…被災者の方々
 
はかわいそうですよ」だと発言、翌日に謝罪、発言を撤回している。
 
 
 確かに、知事の話だと「地震、津波の被害を受けられた人達がなにか天罰
 
を受ける原因があった」ということになり、「被災者の心を踏みにじる発
 
言」と非難されても仕方がない。
 
 「天罰」という言葉は、昔、某新興宗教団体の学生が「物事には必ず原因
 
がある。物事を原因と結果で捉える仏教は科学だ」と私を折伏しようとして
 
いたのを思い出す。
 
 もちろん地震は天罰ではないが、それとは別に日本人が本来持っていた心
 
を見失っていたのは事実だ。
 
 スーパーで先を争ってトイレットペーパーなどの日常品を買い占めている
 
状況は、中国を見ているようだ。
 
 しかし、被災地で集団的な略奪が見られないことは、日本人の良い部分が
 
伝統的に受け継がれていることを示している。日本も多文化、多民族国家に
 
なればアメリカと同様のことが起こるだろう。
 
 続く