昨年12月、JR新宿駅構内で痴漢の疑いをかけられ地下鉄早稲田駅で
飛び込み自殺をした原田信助さんについての記事が、5月20日の産経新聞に
載っていた。
先週月曜17日発売の週刊ポスト(5月28日号)でもこの事件が取り上げられ
ていた。
亡くなった原田さんはいつもボイスレコーダーを持ち歩いて、
録音した英会話の講義を移動中に聴くのを日課にしており、
そのため取り調べの一部始終も録音していた。
原田さんの母親の尚美さんは事件の目撃者を探しているが、
いまのところは母親の武器は録音された音声しかないようだ。
事件後、新宿署は原田信助さんの母親の尚美さんに「容疑は晴れた」と
説明していたのだが、今年1月29日に一転痴漢の容疑で書類送検している。
(被疑者死亡で不起訴)
同署は、その理由として「当時は防犯カメラを確認する前だった」とし
「本来は立件する事案ではなかったが、母親の『暴行』の訴えや、
相手の女性の気持ちも配慮した結果、白黒つけるべき話になった」と説明し
ている。
尚美さんは「暴行事件が一方的な言い分で痴漢事件にされてしまった。
カメラの映像を公開して欲しい」と訴えている。
新宿署が送検したのは、尚美さんが大学生側を被疑者とする暴行容疑での
被害届と告訴状を同署に提出したのを不受理とするために必要だったからだ
ろう。
しかし防犯カメラには原田さんと大学生グループがすれ違った瞬間の映像は
映っていなかったようだ。
原田さんも大学生グループも酒を飲んだ後のことであり、通路ですれ違う
さいに仮に接触していたとしても、それが即、痴漢行為とされるのには疑問
がある。
「いきなり殴られ、階段から引き落とされ馬乗りで床に面を打ち付けられ
た」のを不問とするのはさらに疑問だ。
暴行容疑での刑事事件になるのを防ぐために、反論できない原田さんを痴漢
容疑で送検するというのは残された母親に対してかなりむごいのでないか。
母親の尚美さんのブログ