ミャンマーを直撃したサイクロン「ナルギス」の被災救援のため、タイの医療チームが最大都市
ヤンゴンに到着したようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080517-00000065-mai-int
17日にはインドの救援チームも入国し、中国とバングラデシュからも近く到着予定のようだ。
しかし、軍事政権が入国を認めたのはこれら周辺4カ国にとどまる。
軍事政権は、欧米を含めた本格的な救援要員の受け入れは依然として拒んでいる。
5月12日中国四川省で起きた大地震では、中国政府は日本などの人的支援の申し入れを道路事情が悪い
という理由で断ったが、15日受け入れを表明した。
日本に続いてロシア、韓国、シンガポール、台湾からの救援チームも到着している。
受け入れないよりはずっとよいが、なぜ救命率が極端に下がる72時間を過ぎてから受けいれを
表明したのか。
それ以上に疑問なのは、ミャンマーと同様、周辺国からの救援チームのみを受け入れ、フランスや英国、
アメリカなどの欧米の支援を受け入れようとしないのかである。
救命を第一に優先するならば、当然欧米の救援チームを受けいれるべきで、米軍の全天候ヘリなどは初動
だけではなく、今からも大いに役立つのではないか。
また、報道されているのは漢民族の居住地のみで、この地域に多数住んでいるチベット人たちが
どのような状況なのかはまったく分からない。
17日の朝日朝刊に、ミャンマーが国際援助を拒んでる問題をめぐり、7日の国連の安全保障理事会で、
フランスが強制介入を主張し中国が激しく抵抗し論戦を繰り広げたという記事が載っている。
ミャンマーの問題をめぐる論戦も、軍事政権の背後にいる中国と欧米の対立、思惑によって為されている
と考えてよさそうだ。
ミャンマーの災害救助を国際介入の大義として認めれば、やがて中国が「内政干渉」として
欧米に強く反発するチベット人への人権弾圧、虐殺にも介入を認める根拠を与えることになりかねない。
人権侵害への積極介入論者であるフランスのクシュネル外相が、国家ではなく「人間の安全保障」
を第一に優先すべきと主張したことは、ミャンマーのサイクロン災害の問題だけでなく、
中国四川省の地震災害、さらにはチベットの人権弾圧を念頭に置いたものだろう。
中国も当然そのことはよく分かっているから激しい反論を行ったと思われる。
日本は、欧米と価値観を共有する立場に立つのか、それとも中国と価値観を共有するのか、
どちらを選ぶかは今後の日本、日本人の運命に大きく関わってくるのではないか。
ヤンゴンに到着したようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080517-00000065-mai-int
17日にはインドの救援チームも入国し、中国とバングラデシュからも近く到着予定のようだ。
しかし、軍事政権が入国を認めたのはこれら周辺4カ国にとどまる。
軍事政権は、欧米を含めた本格的な救援要員の受け入れは依然として拒んでいる。
5月12日中国四川省で起きた大地震では、中国政府は日本などの人的支援の申し入れを道路事情が悪い
という理由で断ったが、15日受け入れを表明した。
日本に続いてロシア、韓国、シンガポール、台湾からの救援チームも到着している。
受け入れないよりはずっとよいが、なぜ救命率が極端に下がる72時間を過ぎてから受けいれを
表明したのか。
それ以上に疑問なのは、ミャンマーと同様、周辺国からの救援チームのみを受け入れ、フランスや英国、
アメリカなどの欧米の支援を受け入れようとしないのかである。
救命を第一に優先するならば、当然欧米の救援チームを受けいれるべきで、米軍の全天候ヘリなどは初動
だけではなく、今からも大いに役立つのではないか。
また、報道されているのは漢民族の居住地のみで、この地域に多数住んでいるチベット人たちが
どのような状況なのかはまったく分からない。
17日の朝日朝刊に、ミャンマーが国際援助を拒んでる問題をめぐり、7日の国連の安全保障理事会で、
フランスが強制介入を主張し中国が激しく抵抗し論戦を繰り広げたという記事が載っている。
ミャンマーの問題をめぐる論戦も、軍事政権の背後にいる中国と欧米の対立、思惑によって為されている
と考えてよさそうだ。
ミャンマーの災害救助を国際介入の大義として認めれば、やがて中国が「内政干渉」として
欧米に強く反発するチベット人への人権弾圧、虐殺にも介入を認める根拠を与えることになりかねない。
人権侵害への積極介入論者であるフランスのクシュネル外相が、国家ではなく「人間の安全保障」
を第一に優先すべきと主張したことは、ミャンマーのサイクロン災害の問題だけでなく、
中国四川省の地震災害、さらにはチベットの人権弾圧を念頭に置いたものだろう。
中国も当然そのことはよく分かっているから激しい反論を行ったと思われる。
日本は、欧米と価値観を共有する立場に立つのか、それとも中国と価値観を共有するのか、
どちらを選ぶかは今後の日本、日本人の運命に大きく関わってくるのではないか。