ロンドンを本部とする国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は、1日、

中国の人権問題に関する報告書を発表した。

この中で、北京五輪を前に国際オリンピック委員会(IOC)や世界の指導者らがチベットや北京で行われ

ている人権弾圧に「暗黙の了解」を与えていると厳しく批判するとともに、

中国当局に対して人権状況の改善を迫るよう強く求めた。(3日産経)

また、IOCや国際社会、中国と取引のある海外企業が非難の声を上げないのは、人権弾圧の「共犯者」

と変わらないと指摘している。
 
 アムネスティと言えば、先日来日したチェチェン人医師バイエフ氏の、各地での講演の主催共催の団体

としても活動している。

死刑廃止運動も活発に行い、世間では左派の団体という評価がなされている。
http://www.amnesty.or.jp/

 左派とみなされる団体が、チベット問題を軒並み黙殺している中で、アムネスティが唯一

IOCや中国らを非難したことによって、国際世論にある程度のインパクトを与えることが出来ただろう

し、またアムネスティ自身の評価も高めるだろう。
 
 IOCの調整委員会のフェルブルッゲン委員長(オランダ)は、「競技会場内では政治な行動を取ること

は許されないが、会場外ならば選手も自由に意思表示ができるはずだ」と発言、同時に「五輪参加の可否

を決めるのは選手と各国のオリンピック委員会だ」と強調し、

開会式や大会自体のボイコットを行おうとする動きを牽制した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080403-00000147-mai-spo
 
 これでは「IOCが、中国のチベット弾圧を黙認している」と非難されても仕方がないだろう。

北京オリンピックボイコットを求める動きに対して、「選手が可哀想」という反論がなされているが、

私は、他国での複数都市、あるいは複数国共催による代替開催を提案している。

開催を秋以降に延ばし、既施設を使用する開催ならば可能だろう。
 
 もちろん、中国がチベット人の虐殺を止めるのであれば五輪を開催することに反対しない。

現状に目をつぶったまま「平和の祭典」を行い、人類にとって大きな汚点を残すことを憂慮しているだけ

である。