中国産タマネギが、高級ブランド野菜の淡路島(兵庫県)産と、産地を偽って全国に出荷されているこ

とが、1日に明らかになった。(2日産経)

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007110126_all.html

淡路島産の主流商品を中国に持ち込んで栽培したもので本物と区別がつかないという。
 
 この事件で問題なのは、産地偽装もさることながら、「日本の商社などが数年前から淡路島タマネギの

主流品種を中国・山東省などに持ち込み、栽培技術を指導」したという点だ。

これによって日本で培われてきた品種、栽培技術が流出してしまった。

品種、技術の伝授が、個人の行動によって行われたというのならばまだ分かる。

スポーツの世界では、ままあることだし、経済規模の逆転によって今後は、頭脳流出も起こる可能性は十

分あるが、合法の範囲での個人の行動の影響力は、微々たるものだし、合法の範囲での個人の行動は誰も

止める権利はない。

 しかし、商社が組織的にマネーと人を使い、金儲けのために壊滅寸前の日本の農業をさらに弱体化させ

るのは、長期的に見て日本の自殺行為だ。

ここに来て、石油の値段も一挙に値上がり、バイオ燃料化の影響もあり食品の値段も上がり、食料危機が

いよいよ現実味を帯びてきた。

せまり来る食料危機に備え、これ以上耕地が荒れ、生産者が減ることを防がないといけないのに、日本産

タマネギの競合品を自ら作ってどうするのか。