朝青龍の、仮病による巡業スッポカシ事件は、様々な異論を抱えながらも、一応の決着がついたはずだ

った。

なんとか収めた朝青龍への非難が、再び表に噴出したのは、朝青龍の主治医である平石医師が、「精神的

に不安定であり、モンゴルに帰国させたほうがよい」と提言してからだった。
 
問題は、朝青龍がサッカーをしたのが、モンゴル政府の要請した慈善試合であるかどうかではないだろ

う。

映像で見られた、体の動きが出来るのなら、そもそも重要な職務である地方巡業を、病気を理由に休むの

はおかしいという非難である。

モンゴル政府が出場を要請したという話も怪しいもので、問題が発覚した直後はモンゴル政府も関与を否

定していたのだ。

 「週刊現代」の8月18・25日号、「週刊文春」の8月16・23日号では、朝青龍が、巡業をスッポカし

て、モンゴルに帰国したのは、彼がモンゴルで展開するビジネスに深く関係していると、報道している。

日本の「国技」としての扱いを受けている大相撲の横綱の肩書きを利用して、ビジネスをすることは、許

されるとは思えず、ビジネスをするならばやはり引退してやるべきだろう。

 もし、本当に、モンゴルに帰国しなければならない精神状態であると言うならば、帰国もやむを得ない

と思うが、なぜ彼が仮病を使ってまでモンゴルに帰ったことについては、いずれは釈明すべきだろうし、

モンゴルでのビジネスから手を引くことを表明すべきだろう。