「セレブ妻の、夫バラバラ殺人」と言われる事件が、世をにぎわせている。
歌織容疑者と、殺された夫の間に、なにがあったのか、彼女がそこまでの憎悪を、たぎらせたのは何故なのか。
裁判をやっても、今となっては、殺された夫の言い分は、部分的にしか窺うことは、出来ない。しかし彼女のそこに至るまでの気持ちの変遷は分かっていくだろう。
 私は、死体をバラバラにした彼女よりも、彼女を「わな」にはめて録音した「友人」の方に、はるかに嫌悪感を覚える。
おとといのテレビでは、その友人は、歌織容疑者が自分をも事件に巻き込むような嘘を言いかねないから、録音したと弁解していた。
「共犯」のテレビ局は、「別の友人」の女性を登場させ、歌織容疑者が嘘つきであるという証言をさせていた。
百歩譲って、「共犯」のテレビ局を含む「彼ら」の主張どおり、「友人」が巻き込まれないために、自己防衛で録音したとしても、それをテレビ局に売る理由はどこからも出て来ない。
私の見るところ、「友人」は、彼女が犯人かどうか探ろうとしていたのではなく、最初から犯人であることを十分分かっていて、誘導尋問をし、わなにはめ、録音した彼女の肉声を、テレビに売ったのである。
彼女だって、自分の声が、世間に晒されると分かっていたなら、「友人」と会話をすることはなかったろう。
しかも、なぜ「友人」と称し、正体を隠しテレビに出演するのか。
 それならば、友人と称するべきでなく、初めから正直に、会話した録音をテレビに売り出演して金を稼ぎたかったというべきだろう。
 また、当然、テレビ局にも問題がある。
報道も商売と言うなら、公共性うんぬんとか言う能書きは言えないはずだ。
ホリエモンに、偉そうなことを言う資格は無かったということだ。
そして、テレビ放送は認可制ではなく、届出制にしたほうがよい。