ボームは、プリンストン大学時代に、現在も主流である量子力学のコペンハーゲン派の実証論とは違う、独自の量子論の新解釈を発表する。
それは、実在論の立場に立ち量子の実在を認め、しかし量子が量子ポテンシャルという波に乗って運ばれるという、ある意味では実在論と実証論の折衷案とも言えるものである。
量子ポテンシャルは、シュレディンガー方程式において波動関数を、実数部と虚数部に分けた上で書き直すことにより、量子のエネルギーを表す方程式の一つの項として抽出される。