お次は1月8日の「DENGEKI 25th Anniversary DENGEKI MUSIC LIVE!!2018」。
実は数日前まで参加する気では無かったのですが、何故か唐突に降りてきた「行かねばならぬ」の思いに呼応して行く事に。
フェス系のライブは2018年初めてとかではなく、人生「初めて」でした。
これは個人的なことなのですが、私的にフェスへの参加意欲が薄いんです。
1人、または、1グループを目的にしてフェスに行くのはなんだか違う気もしますし、実際そういう心持ちでいって楽しめるものなのかと。
まずそういうややこしいことを考えている時点でフェスにいってハシャグのは向いていない気がしていたんですよね。
なんですが、今回は非常にAqoursの皆さんのステージを見たいという気持ちが強くて、それらの言い訳をふっとばして参加することに。
個人的にアーティスト活動には色々思うところがあった井口さんもいたので胸中複雑でしたが、それをもステージを見たい気持ちが上回りました。
中学時代を電撃文庫に捧げたといっても過言ではない私は、まあ予習しなくてもだいたい分かるでしょう、Aqoursまではしゃいでいよう、という気持ちで参加しました。実際、ノー予習なのに披露された楽曲は8割方昔ヘビロテしていた楽曲ばかりだったので終始楽しかったです。
しかし、その中でも
とあるシリーズ
Real Force/ELISA
Magic∞world/黒崎真音
メモリーズ・ラスト/黒崎真音
Shining Star -☆- LOVE Letter/井口裕香
この4曲は計り知れないエモショーナルを私に与えてくれました。
電撃文庫永年の看板、私の青春時代を捧げたとあるシリーズ、その楽曲の中でもまさか聴けるとはという曲たちに私のテンションはフォルティッシモに。
どこからとあるシリーズに入るんだろうと思ったらまさかのELISAさんから、開演前知り合いさんと「Real Force」聴きたいですね、とお話していたので「これ完全に我々のためのライブじゃない...?」と錯覚するくらいドストライクでした。
そしてそのあと、アニメ映像であの自動書記状態のインデックスの幻想をぶち殺しにいくシーンが流れてから黒崎真音さんが登場。ということはもう2曲のうちどちらかしかなくない?と思ったらまさかの2曲。「Magic∞world」の映像は作画が本当に酷いので苦手でしたが曲は好きだったので嬉しかったですね。
でもそれ以上に「メモリーズ・ラスト」が好きな私はエモエモのエモ状態になてしまいました。全然盛り上がれる曲なのに、フェスなのに、でも「メモリーズ・ラスト」はしょうがなくない?映像では私の好きな弁当さんが活躍しているシーンばかり抜粋されていたので笑顔になりました(馬鹿にしています)
そして「メモリーズ・ラスト」が終わった瞬間次に来る人を悟りました。まあだいたいの人が悟ったんじゃないかな、と思いますけど笑
その人は井口裕香さん、推しという言葉で簡単に表現するのは好きではないですが、そう表現するなら一番最初の推しその人でした。
こういうオタクになるきっかけとなった人ですね。でも別に初めて生で見るとかそういうわけでは無いです。
でも、私が井口裕香さんに興味を持ったのは「とある魔術の禁書目録」からであり、それ絡みで舞台に立つ井口さんを見たのは初めてだったので、グッときてしまいました。きっとフェスいきまくりのイベンターさんとかは「また『Shining Star -☆- LOVE Letter』かよ」とか思ったのかもしれませんが、私にとってはただごとでは無かったのです。
禁書のネクストプロジェクトが始動する年に、禁書関係者という立場で禁書の曲を歌うことに意味があるのですよね。いやもうそれ抜きでソロデビュー曲である「Shining Star -☆- LOVE Letter」は、否応にもエンデュミオンの奇蹟でソロデビューすることになったあの時を思い出させる楽曲なので感動を覚えないわけがないんですよね。
そしてこれはあまりにも個人的なことなのですが、井口裕香さんを熱心に応援していた時代、私は声優さんの演技以外の活動をあまり快く思っていない人種でした。そして私は井口さんの演技・演者としての姿勢に感銘を受けてファンになったので、ソロデビューに関しては複雑な気持ちを持ってました。そしてそこから色んなことがあってその気持ちを拗らせてしまい、「井口さんが純粋な演者として登壇されるイベントにしか行かない」という気持ちを強くしてしまったんです。
でも私は井口さんの楽曲はちゃんと聴いていましたし、歌手活動を頑張る井口裕香さんの様子はラジオやツイッターから伝わってきていていました。楠田さんを応援させていただくようになって、声優がソロ活動を行う商業的以外の意義を知れて、そういう面での抵抗も無くなったはずなのに。なのに何故かモヤモヤが心から消えないままだったんですよね。井口さんのライブとかに参加しようとすると得たいのしれない気持ち悪さを感じて結局流してしまうことも何度かありました。機会は何度もあったのに。
なんでなんだろうと思っていたのですが、ステージで慣れた様子で楽曲を歌い上げる井口さんを見て、全部分かってしまいました。
きっと私はずっと前から井口さんのライブを見たかったし、アーティスト活動も彼女の表現の一環で素晴らしいものなんてことは分かっていたんだと思います。でも、昔感じたモヤモヤも本物だで、その気持ちも否定したくなくて、認めたくなくて。最早それは呪いでしたね。でも「Shining Star -☆- LOVE Letter」を生で浴びて、思ったんです。
そのモヤモヤは確かに本物だったんでしょう。
でもそのモヤモヤを吹き飛ばして余りある力が井口さんのアーティスト活動にはあって、私はそれを見ないようにしてきていただけなんですよね。素直になれなくて意地を張っていた。「だって素直になるのって きっというよりムズカシイ」なんですよね。
加えて、わかってはいても、そんな気持ちで井口さんのソロ活動を追うなんてことは出来なかったという個人的な気持ちもあったと思います。「こんな自分もどかしくて ちゃんと君に笑えないよ」という歌詞にハッとさせられました。
しかし、実際見てみると、ただただ圧巻、ずっと見ていたくなる、モヤモヤなんて全然浮いてこなかった。その時の気持ちが全てなんですよね。その瞬間呪いは解けて、井口さんのアーティスト活動を素の心で受け止められるようになりました。
そしてその心持ちになって次の曲。
私はとあるつながりで「Grow Slowly」だと思っていました。鉄板ぽいし。しかしそこでチョイスされたのは。
「私の大好きなもうひとつの作品、『ストライク・ザ・ブラッド』から『リトルチャームファング』。」
あーーーーーーー!!!!
その曲本当に好きなんですよーーーーーー!!!!
井口さんありがとうーーーーーー!!!!!
何のモヤモヤもない素の心で受け止める「リトルチャームファング」は筆舌に尽くしがたい最高さがありました。
これからはちゃんと応援していけたらと思います。まあ先立つものが出来てからということになりますけど...笑
かくして長年の呪いが解けた漏れ。井口さんパートで最高に満たされる。「もう終わりでよくない?」くらいの気持ちがありました。
しかし、まだ終わらないんですよ。「でも、もう2曲やったし退場じゃない?」と思うじゃないですか。
しかしそこで画面に表示される「スペシャルコラボの文字」。
なんとスペシャルコラボ、ロウきゅーぶ! 「Party Love~おっきくなりたい~」!
は、、、、、、、、は、、、、、、は?????
しかもKOTOKOさんとコラボ。
................??????
「Shining Star -☆- LOVE Letter」の作詞であるKOTOKOさんと井口さんがコラボの時点でアツすぎる案件なのに、「ロウきゅーぶ!」の楽曲が聴けるとは思わず顔面をくしゃくしゃにしながら「ふーふー!」してました。しかもトロッコが通る場所の2列目にいたので間近に井口さんが通っていきまして、もう満たされの極み。
こうしてアーティスト井口裕香さんを「初めて」ちゃんと見て、「初めて」受け止めることができた私は満足しておうちに帰りました。
・・・・・・・・いや、Aqours !!!!
Aqours!!!!
君のこころは輝いてるかい?(TVアニメver)←初
恋になりたいAQUARIUM
HAPPY PARTY TRAIN
勇気はどこに?君の胸に!(ED尺)←初
圧倒的沈黙。
まず、「君のこころは輝いてるかい?」の映像が2期3話の時点で全てを察して黙りこくるしかありませんでした。
衣装は君ここ衣装でした。
君ここしかシングルが発売されていないころ、CGはあのレベルでしたし、Aqoursのパフォーマンスレベルも高いとは言えなかったでしょう。
しかし、今、技術レベルが向上したCGライブ映像、それをバックに飛躍的に向上したパフォーマンスを披露するAqoursの皆さん、その構図をお目にかかれて光栄という他無かったです。Aqoursの今が詰まっていたと思います。
君ここも含めシングルメドレー、それは誰もが予想いていたと思います。
しかし、最後の「勇気はどこに?君の胸に!」がここで披露されるとはほとんどの方が思っていなかったんじゃないだろうかと思います。
私は固まってしまいました。
そしてディスプレイに表示される歌詞。これはよろしくないですよ。
こっちは結構軽い気持ちで来ていたのに。これはよろしくないです。
迷う気持ちも涙もバイバイさあ出発だ!
なんか今日はいつも以上に刺さる歌詞でした。
Aqours「初め」も、ある意味では井口さん「初め」も成せた素晴らしいライブでした。
ありがとうございました。
また長くなってしまったので締めます。