使用歴20年以上の、テントを再生してみました。
対象のテントは「ヨーレイカ シンドーム4」です。
大分くたびれていて、生地はべたべた、シームシールは、はげてボロボロです。
たいへんお気に入りのテントですが、キャンプに使うのが、不可能な状態で、防水剤が劣化していて、触れると、手がべたべたになります。ボロボロのシームテープは粉状になり、払っても払ってもくっついてきます。防水性も失われていますから、雨水がしみ込んできます。これでは、せっかくの楽しいキャンプも台無しです。それでは、新しいテントを... ということになりますが、このテントに匹敵するものを見ると、万札の大枚を叩かなければなりません。やっぱり、できうれば、この
テントを使い続けていきたい。
というわけで、いろいろ調べて、我が家の「ヨーレイカ シンドーム4」を蘇らせてみようと、考えました。
⑴ ヨーレイカ テント4 の検証
張ってみると、外観はそんなに傷んでいるようでもなく、生地の破れはなく、縫い糸がほつれているところもほとんどありません。
色合いも、形も最近のテントにはない、魅力があります。サイトでは、ちょっと目立つ存在になると思います。
それでは、このテントの中を検証してみましょう。
① フライシートのシームテープの劣化
フライシートの縫い目を塞ぐシームテープがボロボロになり、黄色く変色し、粉状に生地 面に散乱しています。この粉が、体に着くと、とれにくく非常に不快です。縫い目はシールされずここから、水がしみ込んできます。
インナーテントのボトムに施されたシームテープもフライほどではありませんが、劣化して、ポロポロはがれて、防水性が失われています。
② 生地の劣化によるベトベト
生地が全体的にベトベトで、触れると、ベトベトがくっついてきます。テントの
設営の後、手がベトベトして、水で洗ってもとれにくいです。
③ スリーブもべとべと、ポールが挿入しにくい。
ポールを挿入する際にスリーブ内側がねちゃついて、スムーズに挿入できない。
④ 生地のべとべと、シームテープのはがれ以外には、生地の破れ、縫い目のほつれな
どはなく、外観は、傷んだ印象はない。
というわけで、①②③ について解決すれば、これからも使う事は、可能であると思った。
⑵ それでは、どうすればよいか?
① シームテープを貼りなおす。
シームテープをきれいにはがして、シームシーラー塗布か、新しいシームテープの貼り
付け。
② 生地のベトベトは、洗い流して、防水剤を塗布する。(洗い流すことによって、古いシー
ムシールをとりさることができるのではないか?)
上記の考えられる対策を講じてみることにしました。
⑶ 対策の実行
① じゃぶじゃぶ洗ってみた。
なるべく大きい容器に水、洗剤(適当)を入れ、そこにフライ、インナー、を別々にぶちこ
んで洗いました。
そして、すすぎ
※ 洗剤洗浄は、重曹を使う手もあるようですが、これを使うと、きれいになりすぎて、とんでもないことになりそうなので、普通の洗剤を用いることにしました。(防水剤をきれいにはがしてしまうそうです。)
乾かします。
自然乾燥の後、テントを改めてみますと、シームテープはかなりきれいに取り去られたようです。粉状のかけらも洗い流されていました。生地のべたつきもかなり緩和されているように見えました。
ここで用意したのがコレ!
https://www.amazon.co.jp/dp/B000AR4Z36/ref=bdl_pop_ttl_B000AR4Z36
以上の3種類を使って、縫い目の防水性の復活を試みました。
一番きれいなのは、シームテープですね。アイロンで手ぬぐい等を当てて、貼り付ければよいので、シームシーラー、シームグリップ(写真はありません)より短時間で、きれいにできます。
以上、テントの洗浄と乾燥、シームテープの復活を記述しました。
それからのことは、第二部で投稿いたします。
とりあえず おしまい(^O^)