先日1017日に、アニソンカラオケバーせぶんは5周年を迎えました。

それに伴い、10月19日に毎年恒例のお客様参加型LIVEイベントを開催。


今年も沢山のお客様が出演、そして見に来てくださいました。




せぶんは特殊な店かもしれません。

どのお店も雰囲気、経営の仕方等そりゃもちろん皆違うとは思いますが...


僕は店長として、特に何もしていないような感覚によく陥ります。

店が勝手に独り歩きしているような。

お客さんやうちのスタッフが流れを作ったり思わぬ方向に転がったり。


ただ見ているだけでも無いし、そこに乗っかったり抗ったりもしてみましたが、どうにも勝手に転がり歩いていくのです。


不思議で仕方ないまま振り回された二、三年。

立ち止まって考えてみた四年目、五年目。そんな感じでした。


立ち止まってみた結果、いつの日からか自分は独りやなと思っていた事。別に自分は店に必要なわけではないと思っていた事。もはやイベント等は特に望まれていないと思っていた事。

これらに先ず気付きました。


そんなこんなで実は去年はLIVEイベントの開催は見送ろうと思っていたのです。

しかし、周囲(主にオーナー)にほんまにええんか?と、問われ。話し合い。考えた結果の開催でした。


そして開催した結果、上記にあった

「思っていた事に気付いたシリーズ」が

「いかに愚かな事を思っていたか気付いたシリーズ」に爆変し...


未だかつて無い号泣をステージ上でしていました。


いつも周年LIVEイベントを経て何か大事な事に気付きます。


毎年そうなんです。


お客様の、そしてスタッフであるちあーずの姿を見て、いつも気付かされます。



今年もそうでした。


愚かな私は、またしても見失っていました。

今度は、ざっくり言うと...楽しさって何やねんと。


ここ半年くらいずっと悩んでいました。

正直、全部辞めた方がいいんじゃないかってくらい、全部投げ出そうかっていうくらい苦しんでいました。

キャパオーバー疑惑もあったのですが、もっと大事な部分が欠けていたと今となっては思います。

それを、今年のお客様の姿を見ていて確信しました。


今回のその気付きに関しては、しっかり掘り下げるとちょっと違うテーマになってきますのでまた別の記事で書かせてください。


いや、病んでないから!!!

大丈夫です。

怖がらずに読んでください(笑)



とにかく、今年の皆さんのステージを見ていて。本当に嬉しかったんです。


皆絶対に楽しんでたはず!

俺の目は誤魔化せませんよ!(誰やねん)


楽しさのお裾分け職人だったはずが、しっかりお裾分け頂きました。


好きな事を思い切りやるって、こりゃもうもの凄いパワーです。

これなんだなと思いました。

店がよく分からぬまま転がっていく理由の1つも。


そんな事を想いながら、MCしながら観させて頂きました。

今年も開催して本当に本当に良かったです。

ご参加本当にありがとうございました。



あらためまして、この5年間店に携わってくれたちあーずの皆も、サワノさんも、オーナーも、そして何よりお客様、本当に本当にありがとうございます。


打ち上げでも言いましたが...


店に限らず各所で皆さんよく僕を労ってくれるんです。

大変なお仕事ですねと。身体壊さないでくださいねと。頑張り過ぎじゃないかと。


でも、大変じゃない仕事なんてなかなか無いんじゃないかと僕は思っています。

耐えて、我慢して、頑張ったからちょっと楽ができたり頑張ったのに楽できないタイミングが重なって()こんな顔になったり。上手くいかんけどなんとか自分に折り合いつけて。例え楽そうに見える人だってきっとどこかで戦ってるはず。そう思ってます。


そんな中で空いた、無理矢理空けた時間を使って皆さんせぶんに楽しみに来てくれてるのかなと。


そう思うと、なんとか憩いの場として店を守っていきたいという想いが強くなります。

守りたくても独り歩きして転がっていくような奴ですけども(笑)


なので、僕はこれからも上手くやっていこうと思います。

煮え切らない男、齊藤淳。

上手くやっていこうという表現が最も自分らしいと思います。


いつも言っていますが、皆さんは気軽に楽しんでください。

僕は僕で、これからは特に身体にも気遣いながら、あまり無理なく、そんなに無理なく、無理するところは無理して、力を抜くところは抜いて、気合い入れるところは思い切り入れて...

なんせ上手いことやっていきます。


自分の考えを発信するのが苦手で、感情表現も敢えて分かりにくくしたかったはずの僕ですが、店を始めてから(これでも)随分豊かになってしまったように思います。


皆さんのせいです。おかげです。


ありがとうございます。



珍しく語り出すととっても長くなってしまいました。

最後までご拝読ありがとうございます。


皆さんに心から感謝申し上げます!

せぶん6年目もよろしくお願い致します!