2017年10月14日(土)に行われたサイコ・フォールズの模様をお伝えしていきます。

 

前回4周年を迎えた当イベントですが、休まず走り続けます!

 

49回中、一度も服をかぶらせたことがないという桜子。

しかし本日の服には難点が……。

 

汗をかくとそれがモロに出てしまうということ。桜子が脇をパカっと開示すると、確かに汗が!!

 

こういったことも楽しんでくれるのがサイコ・フォールズのお客さん。

 

今回も温かい雰囲気の中、ライブを行うことができました。

 

毎回、鮎川ヒロアキがカウンセラー芸人の立場から様々な事象を斬るコーナー

鮎は思う

 

 

今回のテーマはです!

桜子がなつく人間の声にはある共通点があるのではないかと気づいた鮎川。

 

その特徴は聴いていて心地よい声であること。

 

声質のみではなく、しゃべり方も含みます。

 

最近、桜子がテレビを見ていて落ち着くと思ったのは石破茂さんの声。

政治には疎い桜子なのですが、話すテンポと声質がものすごく好みだそうです。

 

みんなで一緒に石破さんの声に耳を傾けていましたが、たしかに安心できる要素をたくさん持っておられるように感じました。

 

鮎川は自身の声が漫才やコントのネタをやる上で、どうしても弱いと感じていたそうです。もちろんネタが受けないわけではないのですが、

「もし違う声だったらもっとたくさんの笑いがあったかも?」

とよく感じていたとのこと。

 

しかしカウンセラー芸人になってからは、自身の声がプラスに働いていることを実感できるようになりました。

 

一緒にライブをしていてトークが白熱してきても、鮎川の話し方なら緊迫した空気にならないからやりやすいという桜子。

 

どのような声にも向き不向きがあるのかもしれません。

 

二人が爆笑している写真を掲載していますが……

桜子が好む声の持ち主は「1/fゆらぎ」の可能性があります。

 

「1/fゆらぎ」はまだ科学的に証明されているわけではありませんが、環境音楽CDなどにも含まれているとされる音です。

 

売れている歌手の人でも「1/fゆらぎの持ち主では?」と言われる人が多くいます。

 

美空ひばりさん、吉田美和さん、宇多田ヒカルさん、MISIAさんは1/fゆらぎ歌手ではないかと言われております。

 

寝る前にヒーリング音楽を流すのもいいですが、ご自身の落ち着く声を流すというのも良いのではないでしょうか?

 

後半はテーマトークのお時間!

 

今回はです!!

あからさまに感情が出てしまう人と、感情が出にくい人がいます。それが精神疾患の人との相性の良し悪しに関連してくるのではという説について考えてみました。

 

感情表出EEという略称で呼ばれています。

Expressed Emotionをぎゅっと縮めてEE

 

もともとは統合失調症とそれを支える家族について考える際に、よく使われていた用語でした。病状が落ち着いて生活に大きな支障が出なくなる状態を寛解と呼びます。

 

一度、収まった癌が再発することがある通り、精神疾患も再び発症することがあります。

 

精神疾患が寛解していても、家族が対応を間違えると病状が出てしまうケースがよく見られます。

 

一緒に暮らす人のEEが低いと再発しづらいのですが、高い家族がいた場合の再発率は5倍にもなると言われています。

 

低EEか高EEかは極めて重要な問題なのです。

 

家族が精神疾患者に対して、批判的な物言いを頻繁にしたり敵意を表す機会が多いと、心が弱っていきまた病状が出やすくなります。

 

無視などももちろんよくありません。

 

精神疾患者は症状が重たくなると自身の感情をコントロールするのが困難になります。

 

その際、家族がそこへ巻き込まれて翻弄されることはNG。

 

「自分がいないとこの人は何もできない」と思い込み、べったりとした距離感で接することで再発率が高まってしまうのです。

 

知らない間に、依存されることが自己評価のよりどころになることもあります。

 

付かず離れずという言葉がありますが、適切な距離感というのはとても重要なのです。

 

鮎川自身も精神疾患の嫁をかなりの年月支えてきていますが、最初は高EE状態となり間違った対応をしてしまったことがあったと言います。

 

そういう経験を重ねたことによって、今のスタンスを手に入れました。

 

「期待しないけど、見放さない」という鮎川の信条はサイコ・フォールズの中でも何度か語られてきました。

 

期待しすぎると相手に失望することも多くなります。

 

しかしそもそも相手は「そんな期待をしてほしいと頼んだ覚えはない」と感じていることも多々あるでしょう。

 

距離感が近ければ近いほど相手への期待度は大きくなりがちです。

 

相手に対してイライラする機会が増えた際は、「勝手に期待してしまっていないかな?」と冷静になるよう努めることも必要ではないでしょうか?

 

 

今回のライブを初めてご覧になったお客様がおられたのですが、その方から「とても興味深いイベントで聞き入りました!」との声をいただきました。

 

こうした声に支えられてサイコ・フォールズを続けさせていただいております!

 

さて次回は11月11日(土)の19時から、なんば白鯨で行われます。

 

50回目のサイコ・フォールズはどんな内容になるのか?

 

石野桜子と鮎川ヒロアキが直面している問題なども、積極的に取り上げるイベントですので臨場感たっぷりになることは間違いありません!

 

ぜひ次回もよろしくお願いいたします!!

 

                           写真・文 高田豪