8/12(土)に、なんば白鯨で行われたサイコ・フォールズのリポートをお送りいたします。

 

この日はお盆開催でしたが、サイコ・フォールズを支えてくださってくれている方々が白鯨に集結しました。

 

年単位でずっと通ってくださっているお客様もいらっしゃって、本当にありがたい限りです!

 

今回は冒頭からハプニング!!

何と桜子が張り切って着てきた服の表裏が逆!?

 

上の二枚は鮎川に指摘され、舞台上で必死に直す桜子の図です!

 

 

鮎川ヒロアキがカウンセラー芸人の立場から様々な事象に物申すコーナー

「鮎は思う」

本日、取り扱ったのは……

 

 

笑福亭鶴瓶さんです!

きらきらアフロなどでおなじみですが、彼の稀有なところはむちゃくちゃしているのに人から親しまれるところ。

 

過去には生放送で局部を露出するような大事件を起こしています。

 

しかしNHKで放送される「家族に乾杯」に出演を続けるなど、どの層からも愛されています。

 

なぜ鶴瓶さんはそれほど好かれるのか?

 

そのに鮎川が迫りました!!

 

 

得意の交流分析を使って説明を試みる鮎川。

鶴瓶さんはリポートの達人です。

 

過去に街頭リポートをした経験のある桜子は、その難しさを骨の髄まで理解しています。

 

まずタレント側が心を開かないと、素人の人たちは自己開示してくれません。

 

初対面の人に開示してもらって、面白いことを言ってもらうのは至難の業。しかし鶴瓶さんはいとも簡単にそれをやってのけます。

 

交流分析では

 

あなたOK 私OK

あなたOK 私NOT OK

あなたNOT OK 私 OK

あなたNOT OK 私NOT OK

 

の四種類が存在します。

 

この中で鶴瓶さんはあなたOK 私OKに該当!!

 

つまり自分自身の価値をしっかりと認めていながら、相手も尊重できるという最も理想的な形になっているのです。

 

会う人会う人が鶴瓶さんのファンになるのには、そういった秘密があったのですね~

 

後半はテーマトークのお時間。今回は

「これはお前のためを思って言っている」と言われた経験はないですか?

 

助言は、聞いている人が求めているのであれば問題ありません。

 

しかし助言者の満たされない自己愛や虚栄心のために、発信されているのであればNG!

 

特に口が達者で頭の回転が速い人ほど、「確かにその通りかも…?」と思わせるのが得意。スピーディーに論理的な説明をするのに長けているのです。こういった人はプレゼン能力が高い傾向にあります。

 

もし言われる側が素直に話を聞くタイプであれば、余計に悪い事態に陥ります。

 

相手を思っての助言と、自分が気持ちよくなるのが目的の助言は全く意味が異なります。

 

そこの見極めができずに苦しんでいる人がかなり多いはず!

 

人を支配して縛りつけておきたがる人の特徴と、そういう人に狙われやすい人の傾向を説明したあと、鮎川はなぜそうなるかについて語りだしました。

適切な分離ができていないからです。

 

もしある集団に属したときに、何か違和感を覚えたとします。

しかしそこのトップに立つ人の言っていることは一理ある。

一定の成功も収めているし、立場も確立している。

 

そうなれば「この人の言うことに従おう」と思う人も多いでしょう。

ただしそこのボスが自身の歪んだ精神を保つために、無意識に人を利用するタイプだったらどうですか?

 

もしかしたらそこは永久に抜けることができない歪な村かもしれません。

 

その人の良い部分にフォーカスして活かすのではなく、むしろ精神的な搾取を行い自信を奪いとり、自らの頭で考えて行動することができないように仕向けている可能性もあるのです。

 

恐怖で人を支配するワンマン社長のブラック企業なんかはまさにそれ!!

 

自己肯定感が高く、正常な判断ができる状態であれば迅速に動いてそこから脱することができます。

 

そうでない人は往々にしてそこへ留まりがち。

 

なぜなら

「ここで通用しない奴はどこへ行っても通用しない」

 

という支配者のネガティブな洗脳を受けているケースが多いからです。

(実際にそんなことはなく、去られたら支配者にとって都合が悪いだけというのが真相)

 

過去に桜子もそのような言動で身動きできないように仕向けられたことがあったのだとか。

 

自己肯定感が下がっている状態の人に、自信を持たせるのは簡単ではないでしょう。

 

鮎川は相手に対して変わらぬスタンスで接して、長所にも触れながらコミュニケーションをとり続けることが大切であると言います。

 

これは「期待せずに見放さない」という彼の信条に通じるところでもあります。

 

桜子は過去の経験から「最終的に本人が納得し、その集団から脱することを決意しないと解決にいたらない」と述べました。

 

日本には無数の村社会が存在し、そこへ所属することで安心してしまうという落とし穴があります。孤立しており依存心が強い人ほど、集団への所属欲求を募らせます。

 

一度、その集団に依存してしまうとその輪から外れることに恐怖を覚えます。

 

つまり正常な心の分離ができる人は、自立できている人。

 

正常な心の分離ができる人は、相手が自分の下を去る際に応援できる人。

 

脅してそこへ留まらせようとする人は、いつまでも寂しさを抱えた成熟しきれいていない人間でしかありません。

 

みなさんももしどこかの集団に入るようになった際に「おや? 何か変だぞ」と胸騒ぎを覚えたら、一度立ち止まってその違和感がどこから生じているのか確認してみましょう。

 

直感的なザワザワは何かのセンサーが働いている可能性が大!!

 

そこが本当に自分らしさを発揮できる場所なのかを吟味しましょう。

 

いたずらに相手の恐怖や不安をあおり、そこにつけこむような行動が少しでも見られたら早急に立ち去ること。

 

まともな人間は誰かをコントロールして、自尊心を満たすようなことは慎むはずです。

 

かなり長くなってしまい恐縮です!

以上、第47回のレポートでした!!

 

次回のサイコ・フォールズは9/10(日)の19時からなんば白鯨で行われます。

 

早いもので次回が4周年となりますね!

 

これもひとえにお客様が支えてくれたおかげでございます。

 

9月のサイコ・フォールズはどんなことが語れるのでしょうか?

 

ぜひ次回もお楽しみに♪

 

                       写真・文 高田豪