10月15日(土)になんば白鯨で行われました第37回サイコ・フォールズ。
その模様を記していきます!
オープニングで客席を見渡しながら一礼する桜子。
ありがたいことにサイコ・フォールズを数十回単位で観覧してくださっている、お客様がいらっしゃいます。
こうした方々の存在にサイコ・フォールズは支えられているわけです。
鮎川ヒロアキがカウンセラー芸人の立場から物申す『鮎は思う』。
今回取り扱ったテーマは占いです。
ある漫画家さんが「アメリカ人はカウンセラーに相談し、日本人は占い師に相談する」と言っておられましたが、確かにそういった傾向はあります。
日本人がなぜ占いをここまで好むのか?
それを鮎川が分析していきます。
バーナム効果と呼ばれるものがあります。
抽象的な誰にでも当てはまりそうなことを、自分だけに該当すると思い込んでしまうことを指します。
例えば
「あなたは図太い部分もありますが、人に見せられない繊細な一面を持っていますね」
と言われたとします。
これは多くの人にとって当てはまるのにもかかわらず、言われた人は
「私のことを見抜かれている!」と思い込んでしまうのです。
もう一つ忘れちゃいけないのが、確証バイアス。
主観的に生きるのが人間という生き物。そのため自分の欲しい情報を、無意識に選び取って集めてしまうのが確証バイアスなのです。
何かの仮説や論理を実証したいと思ったら、その裏付けとなるものばかりをピックアップし、都合の悪いことは無視してしまう、というのが人の性質に備わっています。
占い師がこれらを巧みに利用し、コールドリーディングと呼ばれるテクニックを使えば、人は簡単に騙されます。
みなさんもお気を付けくださいませ。
後半のトークテーマは底です。
生きていると上がり下がりが必ずあります。ときには下がりに下がって底へと降下することだってあるでしょう。
これまでに何度かの底体験をしてきた二人。
特に桜子は
「底だと思っていた、まだその下に2番底、3番底があった」
という絶望を味わっています。
「底知れない」というのは、まさにこのことですね。
底に落ちていく絶望を、人は本能的に怖がります。
ただし長い目で見た場合に、底を見たからこそ浮上して、回復することだってあるのです。
精神疾患を患っている鮎川の奥さんもそういった体験を経て、数年前よりも良くなっているそうです。
だからと言って自ら底に行こうすることは危険ですので、おやめくださいね。
鮎川というパートナーがいたからこそ、奥さんも危険な状態を何とか乗り越えられたのです。精神疾患の人が、たった一人で底に落ちていった場合、正常な思考ができなくなりますので、主治医など何でも相談できる関係の人を作っておくことが重要となります。
今回はシリアスな話が比較的多かったサイコ・フォールズ。
次回はどのような話題が飛び出すのでしょうか?
第38回サイコ・フォールズは11月19日(土)の19時から、なんば白鯨で開催されます。
そのまえに、我々サイコ・フォールズは10月28日(金)に三重県へ赴いて、
「お笑いこころサミット」で出張サイコ・フォールズを行います。
こちらの方も今日もある方はお越しくださいませ。
いつもと違う二人が見れるかもしれませんよ♪
時間などの詳細はこちら↓をご覧くださいませ。
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0016100025.htm
よろしくお願いいたします!
写真・記事 高田豪