2016年9月24日に、なんば白鯨で行われました精神系トークライブ『サイコ・フォールズ』の模様をお伝えいたします!
いつもの当イベントは19時スタートなのですが、本日は21時45分とかなり遅めの始まりとなりました。
しかしありがたいことに、かなりのお客様に来ていただきまして桜子、鮎川も一安心♪
実は今回で丸三周年を迎えたサイコ・フォールズ。
これだけ続いたにも、一重にお客様のおかげです。
さてレポートへとまいりましょう!
鮎川ヒロアキがカウンセラー芸人の視点から物申す『鮎は思う』のコーナー。
今回扱う題材はフレネミー。
『フレンド』と『エネミー』をくっつけた造語です。
友達のふりをして色々、あなたのことを探り、歪曲した情報を広める邪悪な人間はいませんか?
もしいるとしたらその人こそフレネミー。
フレネミーの根っこには嫉妬があるというのが鮎川の解釈。
厄介なのがフレネミー自身、無意識の行動に突き動かせれていることが多く、自覚がないことがとても多い。
サイコパスと重なるところもありますね。
どちらかと言うと女性に多く見られる傾向にあるそうな。
もし「この人、フレネミーでは?」と思った場合は要注意!!
すぐに距離をおくか、適当に持ち上げておいて敵意をもたれなくしておきましょう。
話術が巧みだったり、表面上のコミュニケーションが達者というのは、フレネミーの持つ特徴です。
人間には表と裏、光と影があるので、見破ることは至難の業かもしれません。
それでもフレネミーは一定数、生息するので注意してくださいね!
テーマトークは
灰についてです。
灰色の灰ですね。
桜子が診てもらっている主治医曰く「世の中の7割はグレーでできている」とのこと。
しかし心を病みやすい人達は、全てを白か黒にわけてしまいます。
デビッド・D・バーンズの10種類の認知の歪みというものの中の、一項目目にも『全か無か思考』というものが挙げられています。
他の項目も含めて紹介いたしますと……
1.全か無か思考
2.一般化のしすぎ
3.心のフィルター
4.マイナス思考
5.結論の飛躍
6.拡大解釈(破壊化)と過小評価
7.感情的決めつけ
8.すべき思考
9.レッテル貼り
10.個人化
の10項目があります。
特に自尊感情が低下すると、これらに当てはまりやすくなり、物事を客観視するということが困難になるのです。
桜子の場合、頭の中では自分の偏りを理解しつつも、なかなかそこを修正するまでにはいたらないようです。
鮎川は言います。「厳しいようだけど特効薬はない。地道に少しずつ修正していくしかない」と。
精神疾患の妻を支え続ける彼の言葉には説得力が宿ります。
ちなみに桜子、鮎川の共通した意見が「死にたいくらい辛いときに下ネタが効果を発揮することはよくある」ということでした。
ある有名人が「死のうかな……」と思った際に何気なくつけていたお笑い番組を見て、笑ってしまい死ぬ気がなくなったという話もあります。
思いつめてしまったときほど、プリミティブな笑いを求めてみるというのも、ありかもしれないですね。
ライブ終了が23時過ぎということもあり、みなさん「終電に間に合わなくなる~」と慌てて帰って行かれました。
そんなギリギリの時間まで残ってくださったお客様に感謝申し上げます!
次回のサイコ・フォールズは10/15(土)の19時になんば白鯨で行われます。
時間はこれまでの通り19時スタートに戻ります。
ぜひ次のサイコ・フォールズもよろしくお願い致します!!!
文・高田豪