その2は,東京都の調査によれば,都内では単身者が多くなっているという調査結果から提言したものです。

 

 実は,お風呂付きのアパートに住むよりも,シャワーだけのアパートに住んで,1回460円の銭湯を利用した方が,コスパだけでなく,大きな湯船を楽しむことができるという理由からもブームになっているそうです。

 

 しかし,いずれにしても,ひとり暮らしの方が多くなっているということは,孤独や孤立感から,うつ病の発症も多くなる可能性が高くなるということです。

 ですから,銭湯はうつ病発見のためのゲートキーパーになると思うのです。そこで,講演では,「最近,元気がないね」とか「最近,眠れていますか?」などと声をかけてほしいというのが第2の提言です。

 

 これには大きく頷かれた銭湯のご主人がたくさんいらっしゃいました。