以前2016年4月に聖路加国際大学アリスホールで,「ステージ4をぶっ飛ばせ」という感動的なフォーラムを開催しました。

 

 このフォーラムは,250人の患者さんや家族を集めて,ステージ4の患者さん4名に登壇していただいたもので,ステージと会場の間に暖かい空気が存在していました。

 あれ以来, 「ステージ4をぶっ飛ばせ:第2弾」をやってほしいという声をたくさんいただいておりました。

 しかし,昨年7月に定年退職して以来,自由に聖路加の会場を使うことは出来ませんでした。そこで,昨日の土曜日の午後,クリニック内という狭い空間で,「ステージ4をぶっ飛ばせ:クリニック編」を開催しました。

 前立腺がんステージ4のFさんの経験談を,9人のステージ4の患者さんが聞き,質疑応答するという2時間ものでした。

 

 Fさんは,ある地方のがんセンターで『前立腺がん』の治療をしていましたが,ある時,病院側の事情で変更になった主治医との間で,信頼感が結べないことを知り,標準治療から代替療法の道を選んでしまいました。

 

この時点で,「がん難民」の誕生です。         (続く)