藤:「よう、随分間が空いたじゃねえか。
どうしたんだ? バイトでもしてたのか?」
熊:「いや、何かやる気が出なくてさ」
藤:「やる気なんてのはやっていくうちに次第に出てくるものだから、
やる気がなくてもすぐやる癖をつけないと今後自分が駄目になるぞ」
熊:「そういうことはわかっているつもりなんだけど、
なんかやる気が出なくてねえ。
何で何だろ?
こんなにやる気がなくて家で惰眠を貪るだけだったら働いておけばよかったとかなり本気で思うよ」
藤:「やる気が出ない心当たりはあるのか?」
熊:「前にやる気が滅茶苦茶ある時に
強制入院させられたこととかが関係あるのかもしれない。
睡眠の依存症みたいになってただひたすら寝るようになってしまってさ。
それが癖になって今だに続いている」
藤:「必要以上に寝ても何にもならないだろ」
熊:「それはわかっているんだけど、なんか起きれないんだよ。
薬を飲まなきゃいいんじゃないかって思っているんだけど、
それはそれでまた入院させられるかもしれないから嫌だしな」
藤:「これはもうリハビリをしていくしかないのかもな。
1日1時間だけでも頑張るとか」
熊:「環境のせいかなとも思って自習室借りたりしたんだけど、なんかタイピング音だけでも苦情が来るようなのでコワーキングスペースに場所を移したりしたんだけどな。
藤:「まあ、少なくとも文章を書いている今は作業をしている名目にはなっているはずだから、それを毎日少しずつ長くしていくしかないだろうな。頑張れ。
頑張らないと生活でできないぞ。
人に心を読まれているような気がして働いていると迷惑をかけているんじゃないかって思うようになっているんだろ?
だったらもう、自分でお金を稼ぐ方法を生み出すしかないじゃないか。
それが頭の中にないんだったらともかく、もう既にあるんだったら、あとは動くだけだ。とにかく動け。そこにしか未来はないんだ。動くしかない!!
うまくいって自分の人生が薔薇色になっている姿を思い浮かべろよ。
今のままじゃ、ひたすら惰眠を貪って家族から見放されて、ホームレスとかになって一人で死んでいくだけだ。
お前には確認したいことがあったんじゃなかったのか? 頭の中の声の先にいる人に会いたいんじゃないのか? だったら少しずつ積み重ねていくしかないんだ。
まず1分だけでもいい。それを少しずつ長くしていくだけだ」
熊:「…わかった。頑張るよ。少なくとも前向きに行くことにする。
もしかすると僕の考えているクラウドファンディングのアイディアは世間に認められないものかもしれないけど、世に出して笑われて、その上で終わりを迎えたい。なるべく早い時期に」
藤:「明日にしろ。少なくとも明日その日までに書いた漫画をここに出せ。いや、こんな風にやれなかった時の予防線を張るな。今日中にやって、明日に確実に更新できるように今日中に予約をしておけ。
どうせこのブログはほとんど誰も見ていないんだ。下手過ぎとか文句を言う人間は殆どいない。だから、まず、更新したという既成事実を作ってその行動を次にやる時のハードルを今のうちに下げておくんだ。そうすれば、次にやる時に心が軽くなるから」
熊:「わかった。今から頑張る。とりあえず今日はあと7時間近くコワーキングスペースにいる予定だから、それまでに作る」
藤:「その意気だ!!」